2020年12月18日

12/18東京・駒込 こまごめ珈琲ヒトハコ古本市

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本日は午後三時過ぎに代沢辺りに流れ着いたので、坂をエッチラオッチラ上がって池ノ上駅方面に向かい、途中の「古書 由縁堂」(2008/09/02参照)に立ち寄る。久々に訪れたが、小さな店内では、結束本山がわりと幅を利かせていた。カッパノベルス「SFミステリー傑作選 四次元の殺人/石川喬司編」を100円で購入する。その時「すみません、五十円玉二枚で」と申告すると、店番のおば様に「ウハハハ」と豪快に笑われる。一旦家に戻り、午後五時半に再び外出。ほぼラッシュ時間の中央線と山手線を乗り継ぎ、すっかり夜になってしまった駒込駅に降り立つ。北口に出ると、目の前には車のライトが眩しく流れる『本郷通り』。西側の歩道に渡り、ビルが連なる通りを北上して行くと、道は下りとなり、この辺りが『駒込妙義坂』。真っ暗な『妙義神社』がビルの裏に潜み、対岸には『駒込妙義坂子育地蔵尊』の赤提灯が浮かび上がる。さらに先に進んで行くと、住所が駒込から北区の西ヶ原に変わる。その途端にふいと脇道を覗き込むと、明るく輝く『ミドルガーデンコーヒースタンド』があり、どうやら二月に一度開催されている夜の古本市、「こまごめ珈琲 ヒトハコ古本市」が開かれているようだ。近づくと、すでに店内は古本を求める人…と言うか、知り合いとの再会を楽しむ光景が広がっていた。私も早速駄々猫ざんに「あらっ!」声をかけられ、さらにひな菊の古本さんや雨の実・妹さんにもお会いする。うぅっ、久しぶりでこれは嬉しい!嬉し過ぎるので話がびょんびょん弾んでしまうが、現状を鑑みすぐさま自重して、古本選びに取りかかる。店外入口脇では、山藤章二コレクションを放出する方に猛プッシュされるが、まだ山藤に興味が持てないお子ちゃまなので、恐縮しつつ辞退する。店内では鉄製フレーム棚が一本置かれ、四段の一列ずつを一店主が使形である。つまりは極々小規模な、アットホーム的古本市なのである。最下段に並ぶ、今や大阪の古本屋さんである「古書ますく堂」の棚から、麥書房「立原道造手書き本文覆刻 ゆふすげびとの歌 普及版」を見付け、千円の安値だったのでこれに決める。「ますく堂」さんに挨拶し、さらにひな菊の古本さんの手づくり本「ひな菊のJIN」と合わせて1500円で購入する。「ひな菊のJIN」は、今年三月にこれもまた手づくりで出された「ひな菊のスクラップブック」(2020/04/11参照。古本屋が好き過ぎて巡り巡った全国の古本屋さんをショップカードなどで紹介するビジュアルブック)の続編…いや、補遺本と言うべきか。ひな菊さん自身の、本や古本や古本屋との関わりが克明に刻み込まれ、それらがやがてスクラップブックの製作に真剣に打ち込むことになる過程が、いつもより丁寧な字で書き連ねてある一冊である。とても熱血である!いいぞひな菊、もっとやれ!そして昨日に引き続き「ますく堂」さんと立ち話。コロナが落ち着いたら大阪に行きますよと約束し、「明日帰るんですか?」と聞くと「今夜の夜行バスで帰ります」とのこと。夜行バスか、懐かしいなぁ。「古本屋ツアー京阪神」取材の時に、使いまくったなぁ…と過去の感慨に浸りながら、みなさんに素早く挨拶して、夜の駒込を後にする。
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「ZINE」と大書してあるが、ZINEと言うよりは、名実ともにTHE手記。事件後に犯人が書き残した手記みたいな、妙な告白感が文章に漲っているのが面白い。
posted by tokusan at 22:01| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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