2021年01月13日

1/13「浩仁堂」が店売りを辞めてしまった…。

午後三時前に武蔵境と田無の間にある向台という住宅街に流れ着く。どちらかというと田無よりなのだが、当然今日も古本屋さんに寄りたくて、武蔵境に進路を採る。ずんずん大通りを南に下り、『千川上水』と『玉川上水』の上を通過し、やがて「おへそ書房」(2019/07/28参照)に至る。店内の緩やかな時間の流れに身を浸しつつ、新潮文庫「ニューヨーク大散歩/久保田二郎」どうぶつ出版「松村クラゲくんの日常/チチ松村・文+下條ユリ・絵」を計550円で購入する。「松村クラゲくんの日常」は、家にある同じ著者による名クラゲ本「私はクラゲになりたい」とペアにしておこう。続いて「浩仁堂」(2011/02/15参照)に足を運ぶと、店頭ラックや箱棚が出ておらず、何だか様子がおかしい…扉に貼紙があるようだ。近づいて眺めてみると、何と店売りを終了し、今後はネット販売にスタンスを置く旨が書かれていた。ががががががが、が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!何てこった。「浩仁堂」が店売りを辞めてしまうなんて…今後はネットや催事でしか、出会う機会がないなんて…。およそ十年に渡り、安値で面白い本をたくさん買わせてもらったのに…嗚呼(特に絵本類。ただし一番の掘出し物は月曜書房「ある晴れた日に/加藤周一」を百円で(2018/02/20参照))。ただし時々、絵本の販売会があるようなので、折りを見て、訪れてみることにしよう。
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ショックを受けつつ、武蔵境駅から中央線に乗り込み、家路をたどる。だが、荻窪駅で途中下車してしまい、浩仁堂ショックを癒すために古本屋さんに立ち寄ることにする。「竹中書店」(2009/01/23参照)で現代思潮社「文学におけるマニエリスム2/G・ルネ・ホッケ 種村季弘訳」を200円で購入し、続いて「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)で、新潮社「ウインチェスターM70/大藪春彦」を880円で購入する。「ウインチェスターM70」は昭和三十六年の初版。中島靖侃のデザインがイカしている。ライフルのホワイトシルエットと赤く錆びまくった非常階段のカバーもいいが、それを剥がすと現れる表紙の、ドラム缶・運河縁り・アンティーク照明の写真が何とも味わい深いのである。
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posted by tokusan at 18:30| Comment(2) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
店売りを辞めると言えば、大泉学園の「ポラン書房」さんが2/7をもって店頭販売を終了するそうです。以後は和光市でネット通販のみになるそうです。
閉店前に店に行くのは今の状況で躊躇いがありましたが、「立川フロム古書市」に参加されていたので、そこで古本を購入させていただきました。
Posted by 冬の枯れ木 at 2021年01月14日 20:49
「ポラン」さんの閉店、「音羽館」さんに教えていただきました。近くに流れ着いた折に、訪ねて来たいと思います。いつも情報ありがとうございます!
Posted by 古ツア at 2021年01月15日 18:44
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