2021年02月05日

2/5中野北側で古本を買ったりもらったり。

中野にて所用を済ませた後、『早稲田通り』に出て「古本案内処」(2015/06/13参照)に立ち寄る。銀貨社「電氣スケート/奈街三郎著・茂田井武絵」を330円で購入する。これは2001年の復刻版で、『電氣スケート』『おとしあな』『さるとかにのげんまん』を収録。茂田井の震える可愛い線が炸裂しまくり!の絵物語である。お店を出たら東にググッと向かい、「ブックオフ中野早稲田通り店」(2012/11/15参照)の古書コーナーに目を光らせ、日本テレビ「優作トーク/山口猛編」白水社 新しいフランスの小説「踏みはずし/ミシェル・リオ 堀江敏幸訳」を計420円で購入する。そして今度は来た道を逆戻りし、横断歩道を渡って『薬師あいロード』に入り込んでズンズン進み、突破した後も『新井薬師前駅』に進路を採り続け、南口の「文林堂書店」(2008/08/04参照)に到達する。新潮文庫「黄色い部屋の秘密/ガストン・ルルー 堀口大学訳」を550円で購入する。昭和三十八年三刷で、『探偵・時代小説』ジャンルを表す白色帯付き。ちなみにその帯の作者名は『ル・ルウ』となっている。さて、これでまだ終わりではない。続いて踏切を北に渡り、西武新宿線の線路沿いに西へテクテク。坂を下りながら次の踏切が見えて来ると、『リサイクル展示室』という、集めた古着や家具などを無料で配布している公共施設があるのだが、なんと古本の無料配布も行っているというのだ。手指消毒し、小ホールのような一階に入ると、すぐに右壁際に四本ほどの本棚が展開していた。棚脇には『一人一日二冊まで』と貼り出されている。では早速その二冊を選んでみるかと、棚に目をやる。単行本・文庫本・コミック・絵本・実用書…単行本はそのほとんどが図書館のラベルが貼られたままの廃棄本らしい。文庫は何故かハヤカワ文庫が目立つなと感じつつ、創元推理文庫「探偵小説の世紀 上/G・K・チェスタトン編」大英博物館「大英博物館見学記念ガイド JAPANESE」を抜き取る。それを入口近くに陣取るオジさんたちに見せると「二冊だね。いいよ」と無事に受け取り完了。ありがとうございます!
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さらにここから線路沿いに西に歩き続け、沼袋に出る。北に緩やかな坂道を上がって「天野書店」(2008/11/14参照)に最後に飛び込む。静かな学術的店内を、棚や積み上がる本を見ながらウラウラ巡っていると、右奥の本の山の上に河出書房新社「長編推理小説 霧と影/水上勉」がポンと置かれているのを発見する。このお店にあまりに合わぬ本だなと手を伸ばしてみると、ぬぉっ!献呈署名入りじゃないか。水上勉の一般小説の献呈署名なら買おうとは思わぬが、昭和三十四年の推理小説への献呈署名ならぜひとも手に入れなければならない!と意気込みつつ値段を探すが、何処にも書かれていない…一瞬逡巡した後、帳場の奥さまに「すみません、これお幾らでしょうか?」と聞いてみる。「あら、値段がないのね。ちょっと二階に聞いて来るは」と本を持って上に行ってしまった…ドキドキ、幾らになるんだろう…二千円くらいまでなら買うことにしよう。そう決めて待っていると奥さまが姿を現し、「千円ですって。高いわよね〜」と教えてくれた。やった!と喜び「ではいただきます」と伝えると、「えっ、買うの?」と奥さまが目を本当に丸くして驚かれた。というわけで千円で購入する。うむ、これにて大大大満足。さぁ、帰ろう帰ろう。
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家で献呈相手を調べてみると、某有名児童出版社の創業者であった…。
posted by tokusan at 18:28| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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