2021年03月14日

3/14東京・阿佐ヶ谷 雑踏

強風の午後に吉祥寺南町に流れ着いたので、その風と日曜日の吉祥寺の人波に抗い、古本屋さんを素早く巡って行く。「バサラブックス」(2015/03/28参照)で毎日新聞社「放浪の画家 長谷川利行展」を200円で購入。さらに先に進み、「一日」(2017/08/11参照)でPARCO出版「ダダ 現代美術の源泉/ケネス・クウツ」「シュルレアリスム イメージの改革者たち/R・カーディナル R・S・ショート」日本生産性本部「公害の未来像/加藤辿著 真鍋博絵」(ほぼ全見開き真鍋博のイラストだらけで、表やグラフでさえ真鍋が描いている)を計990円で購入し、阿佐ヶ谷へと戻る。そして帰り道の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)店頭棚に、桃源社「犬狼都市(キュノポリス)/澁澤龍彦」が出されているのが目に留まり、矢も楯もたまらず110円で購入する。ちゃんと帯付き初版で、正誤表(恐ろしいことに、表紙と扉のタイトルギリシャ文字が間違っているのだ!)付き。そういえば以前コンコ堂では、『犬狼都市』掲載の文芸誌、丸善株式會社「聲7号 1960・春」を店頭で買っていたのだった(2017/04/26参照)。サンキュー、コンコ堂!おかげで心弾むぞ!
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というわけで、家に帰ってから初出誌とともに記念撮影。

と浮かれながら、『旧中杉通り』から『中杉通り』に出て北上していると、豚骨醤油ラーメンで有名な「大慶」の隣りの隣りに、古道具屋さんの後釜に収まった、若者が営んでいる新しく渋い古着屋さんがあるのだが、その店頭に古本が三十冊ほど並べられているのだ。
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台や小さな椅子の上に、ファッション・アート・写真集・カルチャー雑誌・文庫本など。足を止めてムムと眺めていると、中から髪の毛が眺めの山ア賢人風青年が出て来て、「いらっしゃいませ」と言うや否や、こちらが見ている古本ではなく、周りに置かれたサボテンの鉢を薦め始めた…古本よりサボテン推しなのだな…。そんなことを思っていると、背後にサボテンに興味を持った女性が現れ、我が意を得たりと青年は、そちらに大攻勢を掛けるのであった。何にせよ、古本が売っているのは良いことだ。ベネディクト・タッシェン出版「グラフィックの魔術/ブルーノ・エルンスト」を購入する。それにしてもこの「雑踏」という、洋服屋らしからぬ店名が文学的でイカしている。
posted by tokusan at 17:00| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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