2021年06月10日

6/10東京・西荻窪 ガレージショップ ネット蔵

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六月の炎天下、顔面に縦の棒線を発生させながら、西荻窪の住宅街を彷徨っていると、突如オアシスのように一般住宅のガレージを利用したリサイクルショップを発見する。場所は駅南口を出て、高架沿いに『平和通り』を東へ東へ。500m弱進んだ、二本目の高架下を突っ切る通りを南へ曲がり込む。ひとつ目の十字路を過ぎれば、左手に門の前に立看板を出した白い住宅が現れるだろう。ごちゃごちゃと棚が立て込み、多数のプラケースが混在する店内に目を凝らすと、ほぅ!奥の壁棚に古本が並んでいるではないか。手指を消毒し、突然の闖入者に疑いの視線を寄せるご近所の奥さま客の背後を通過し、突然出会った棚の前に立つ。新しめの本が五十冊ほど。大沢在昌・平岩弓枝・京極夏彦・今野敏・誉田哲也・小野不由美などなど。明らかに読み終わった趣味の本を並べている感じである。だが値段は30〜100円と激安。むむむむと、せっかく入ったのだから何か買って行こうと、趣味じゃない本に脂汗をかきながら、集英社文庫「弁護側の証人/小泉喜美子」を購入する。

ひょんな出会いは素敵だったが、古本心は満たされぬので、テクテク駅方面に向かい、「古書音羽館」(2009/06/04参照)の外棚と対峙する。右端文庫棚横の木製ラックから、大雅堂「大東亜玩具史/西澤笛畝」を見つけたので700円で購入する。昭和十八年刊の、亜細亜の玩具を蒐集&類似性を比較検討する研究書である。玩具からも東亜共栄圏を成立させようという胡散臭さに溢れているが、各国の似た玩具を並べた三十五ページに渡るグラビアは、魂をふるふると揺さぶって来る。後見返しに群馬県・伊勢崎市の古本屋さん「書肆いいだや」の古書店ラベルアリ。
posted by tokusan at 18:45| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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