2021年06月14日

6/14「武侠小説 膽勇五少年」!

未だ昨日の大食いからこなれぬ感じのお腹とともに、はっきりしないボヤボヤした雨がようやく上がった午後に、武蔵境の遥か北の新町に流れ着く。浄水場脇を通って、国木田独歩の文学碑を横目にして、水気たっぷりの玉川上水を渡り、駅方面へ。そしてその途中で「おへそ書房」(2019/07/28参照)に立ち寄る。店頭は雨仕様で、絵本箱などは中に仕舞われている。その店内では。先客がひとりどっかりと椅子に腰掛け、大量の絵はがきを嬉しそうに吟味している。読売新聞社「ミロ版画展 ART GRAPHIQUE 国立西洋美術館 1962」を百円で購入し、帰宅する。そして家には、ここのところ連続しているヤフオク落札品が、無事に届いていたのであった。日吉堂本店「武侠小説 膽勇五少年/中井苔香」である。大正二年刊の、バンカラな硬派の少年が活躍する、冒険小説ならぬ武侠小説!ライバルナシの1500円にて落札す。背が外れていたが、チャチャッと修理して、安心して読める形に仕上げる。というわけで早速ちょっと読んでみて粗筋を書いてみると、日露戦争の英雄・旭少尉が左手と右足を名誉の負傷で無くし、内地に戻って来た。その英雄を慕い集う、“牛”の一字を名に持つ五人のバンカラ少年たち。中でも主人公の牛川猛は少年界の偉人として知られ、地方少年界の視察を兼ねて全国を旅していたりする(素敵にバカだなぁ…)。彼らは世にはびこる軟弱で軟派な少年たちの頭を硬化して回り、蔓延る悪を打ち倒して、やがて世界へとその舞台を広げて行く……「南総里見八犬伝」+少年『天狗倶楽部』+戦隊ヒーロー物(五人はそれぞれの特性を生かし、敵と戦ったり難関を乗り越えるのだ)と言った内容…ふぅむぅ〜、ぶっ飛んでいて狂っていて、読み始めたら止まらなくなってしまった。現在主人公の少年界の偉人・猛君は雷に打たれて気絶し、追いはぎに身ぐるみ剥がされているところ。ハラハラドキドキ…。
tanyu_gosyounen.jpg
posted by tokusan at 17:01| Comment(2) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そもそも「少年界」からして素敵にバカですね!偉人、大変なことになりましたね、偉人なのに。
Posted by かに座公園 at 2021年06月14日 19:43
あまりの面白さに、一気に読み終わってしまいました。ですが、続きは本当にあるのでしょうか…。
Posted by 古ツア at 2021年06月15日 18:47
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