2021年06月17日

6/17雨は生き物のようだった。

昨日は下井草に流れ着いてしまったので、どうしても古本屋さんには行きたくて、テクテク西武新宿線沿いに二駅歩いて、「井草ワニ園」(2019/01/05参照)へ。相変わらず古本屋然とした店内にゆったり滞留し、岩崎書店「ぬすまれた月/和田誠」大日本絵画「ノーティ・ナインティーズ お行儀の悪い世紀末 ●アダルト・ポップ-アップ●」を計850円で購入する。「ぬすまれた月」は1963年に出た『ボニ・ーブックス』シリーズの同名絵本のリニューアル版。物語は同じだが、イラストは新しく描き直したものなのである…うぅ、アーリー・和田誠の仕事が見てみたい…。「お行儀の悪い世紀末」はヴィクトリア朝末期(本文では『ヴィクトリ朝』になっている)を舞台にした、ライトなエロ飛び出す絵本。登場人物のエロ紳士の一人が、ディアストーカー+天眼鏡装備なので、微妙に案件な気が…。そして夕方に岡崎武志氏よりTELあり。なんと超速で、ちくま文庫「愛についてのデッサン 野呂邦暢気作品集/岡崎武志編」の重版が決まったそうである。快挙也!

そして本日は、雨が走って来るの目撃したりして(雨の降っていないこちらに向かって、雨しぶきとアスファルトを叩く雨足が、目に見えて迫って来るのだ!まるで生き物のように!)、祖師ケ谷大蔵南の砧に流れ着く。ならば「祖師谷書房」(2009/03/05参照)へ!と『ウルトラ商店街』を長々と北へ伝い、営業再開している店内に突入する。古本の間でニジニジと蠢きつつ、大泉書店「世界のこども/朝日新聞社編」を300円で購入する。
sekai_no_kodomo.jpg
昭和39年刊の、“平和の祭典”東京オリンピックに合わせた、世界のこどもたちの可愛い生態をルポする連載記事をまとめた一冊である。取材対象は西欧の白人国家が中心で、アジアの国は極めて少なく(インド・タイ・韓国のみ)、アフリカにいたっては一国も取り上げられていないなど、時代性を感じさせる構成である。…それにしても、悩んだ末に買わなかったのだが、気になる一冊が、帰りの電車の中でも、ずっと心に引っ掛かっている。どうしよう…やっぱり欲しいな…明日、折りを見て、馬鹿みたいにお店を再訪して、買うべきか買わざるべきか、それが問題だ……。
posted by tokusan at 18:05| Comment(2) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。すでに確認済かもしれないのですが、池袋と要町の中間に「コ本やhonkbooks」という藝大出身の若手数名が共同経営するお店が出現しています。ビルの2階にあって、昼間は病院の受付前のエレベーターを使って上がり、夕方以降は裏の非常階段からブザーを鳴らして入れてもらわないといけないというおもしろい造りになっています。ホームページ→https://honkbooks.com/

また、新馬場の街道文庫は現在店主の自宅で蔵書を閲覧するだけという運営形態になっており、近くのカフェkaidoの二階に売り物は移動して委託販売されています。フェイスブック→https://www.facebook.com/kaido.tokyo/

どちらもおもしろい営業形態なので、もし未訪でしたらぜひ。

私は大雄山駅にいつのまにか出現していた中島古書店を早く訪ねなければと思っています。
Posted by 杉江松恋 at 2021年06月18日 08:40
タレコミありがとうございます!「コ本や」、王子から移転したのは知っていましたが、実はまだなまけて行っていないんです…反省。「街道文庫」も様々な変遷を経ていますねえ。しかしなにより驚いたのは、「中島古書店」がなぜ南足柄に!?これは激しく気になります!行ってみなければ。
Posted by 古ツア at 2021年06月18日 20:23
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