2021年06月23日

6/23春陽堂の洒落たマーク。

激しいアジアのスコールが大地を洗い流した後の保谷駅の南に流れ着いたので、当然駅近くの「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)に足を向ける。いつ何時、雨が降るかわからない空模様なので、店頭百均棚は店内通路に引っ込められている。というわけで手動ドアを開けて入口前に陣取り、百均棚を検分する。上から下まで見た後に、下から上まで見逃しが無いかどうか確認してから、二冊を掴む。そして本来は入口横の百均ストック横積みゾーンにも探りの手を入れたいのだが。今日はその前に店頭棚が置かれてしまっているので、深く掘ることが出来ない。仕方なく表層だけ見てから、背後のそれほど動きのない百均壁棚に意識を移す。すると最下段の端っこに古そうな深緑のクロース装の本を発見する。引き出してみると、明治四十年刊の春陽堂「黒風 後編/田口掬汀」という本であった。カバーもなくて後編だけだが、明治の小説にここで出会えるとは!折り込み口絵は鏑木清方だろうか?(後で「黒風」について調べてみると、国立国会図書館のデジタルアーカイブで前編が公開されているのを発見。だが、悪夢のように恐ろしく不鮮明なコピーなのであった…)リブロポート「血と薔薇のフォークロア/栗本慎一郎」寶文館「世界英傑巡禮/海軍中将・山本英輔」(献呈署名入り)を計330円で購入する。その後は西武池袋線で中村橋に出て、「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)を楽しむ。新書館「赤糸で縫いとじられた物語/寺山修司」(1979年刊初版帯付き)を1500円で購入し帰宅する。
syunyoudou_mark.jpg
これはふと気付いた「黒風」表4にある浮き彫りマーク。『春陽堂』の漢字“春”と頭文字の“S”を、アール・ヌヴォー風に巧みにお洒落に融合デザインしているのである。グッドデザイン!
posted by tokusan at 18:29| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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