中央改札から南口に出て、ピカピカの三角屋根の旧駅舎に出迎えられて、『旭通り』を東南へ。狭い歩道を人々と擦れ違いながら伝い歩く…この道は、いつか来た道…。ひとつ目の信号を過ぎ、NTT前の横断歩道を過ぎると、右手に古本が表に流れ出した光景に行き当たる。ここは旧「谷川書店」(2009/06/23参照)のあった所。2014年に閉店してからおよそ七年の時を経て、何と今年の七月に新たな古本屋さんが開店したのである。あの独特のクセのあった谷川のオヤジさんも、きっと何処かで仕入れノートを広げながら喜んでいることであろう。木地の美しいシンプルな立看板があり、その周りに絵本・文庫本・新書・美術・洋書などを収めた木箱が展開し、中央には「ユリイカ」などを積み重ねた文学&思想軍艦が鎮座している。入口脇の単行本木箱棚には、澁澤龍彦・寺山修司・赤瀬川原平が目立っている。タゴールの洋書と講談社文芸文庫棚の脇を通って店内に進むと、頑丈な木棚が左右両壁を覆い、正面に立ち居振る舞いがそよ風のような女性店主のいるカウンター帳場、そしてフロア中央には棚と平台の組み合わせがコンパクトに置かれている。左壁には、岩波文庫・講談社学術文庫・美術・世界・アラビア・イスラム・アジア・アフリカなどがエキゾチックに展開し、その関連の洋書も多く集められている。平台にはアラビア&イスラム系の絵本が飾られている。右壁には、哲学・精神・道教・荘子・アメリカ文学・海外文学・詩集・セレクト文庫・科学・料理などが並び、入口脇には絵本・児童文学が固まっている。ユーラシア大陸の南西にスポットを当てた、エキゾチックなお店で、知と美で編まれたアラベスクが、我々をあまり馴染みの無い未知の世界に誘う。値段は安め〜普通。何と素晴らしいことに、絵本棚で盛光社「空とぶ自動車1〜3/イアン・フレミング 常磐新平訳」を発見!2と3は持っているので、1だけを買いたいところだが、残念ながら三冊のセット販売になっている…だが、かなり安値の三冊三千円なのだ!これはぜひとも買っておかねば!と福音館書店「ロボットのくにSOS/たむらしげる」とともに購入する。ご親切に手提げ付きの紙袋に入れて下さいました。そして家に戻って手持ちの「空とぶ自動車」を確認してみると、みな1967年8月20発行なのだが、カバーが見事に違っているじゃないか。今回の購入本は、巻数のマークがみな赤なのだが、以前から持っているのは2巻が青で、3巻が縹色(はなだいろ)なのだ。カバーを捲ってみると、本体表紙はどれも、1巻が赤。2巻が青、3巻が縹色となっている…つまり今回の購入本は、後から刷って巻いたカバーということか…。この盛光堂の「空とぶ自動車」のカバーにはいくつかのパターンが存在するそうだが、これもまたひとつのパターンなのだろう。
2021年07月26日
7/26東京・国立 三日月書店
中央改札から南口に出て、ピカピカの三角屋根の旧駅舎に出迎えられて、『旭通り』を東南へ。狭い歩道を人々と擦れ違いながら伝い歩く…この道は、いつか来た道…。ひとつ目の信号を過ぎ、NTT前の横断歩道を過ぎると、右手に古本が表に流れ出した光景に行き当たる。ここは旧「谷川書店」(2009/06/23参照)のあった所。2014年に閉店してからおよそ七年の時を経て、何と今年の七月に新たな古本屋さんが開店したのである。あの独特のクセのあった谷川のオヤジさんも、きっと何処かで仕入れノートを広げながら喜んでいることであろう。木地の美しいシンプルな立看板があり、その周りに絵本・文庫本・新書・美術・洋書などを収めた木箱が展開し、中央には「ユリイカ」などを積み重ねた文学&思想軍艦が鎮座している。入口脇の単行本木箱棚には、澁澤龍彦・寺山修司・赤瀬川原平が目立っている。タゴールの洋書と講談社文芸文庫棚の脇を通って店内に進むと、頑丈な木棚が左右両壁を覆い、正面に立ち居振る舞いがそよ風のような女性店主のいるカウンター帳場、そしてフロア中央には棚と平台の組み合わせがコンパクトに置かれている。左壁には、岩波文庫・講談社学術文庫・美術・世界・アラビア・イスラム・アジア・アフリカなどがエキゾチックに展開し、その関連の洋書も多く集められている。平台にはアラビア&イスラム系の絵本が飾られている。右壁には、哲学・精神・道教・荘子・アメリカ文学・海外文学・詩集・セレクト文庫・科学・料理などが並び、入口脇には絵本・児童文学が固まっている。ユーラシア大陸の南西にスポットを当てた、エキゾチックなお店で、知と美で編まれたアラベスクが、我々をあまり馴染みの無い未知の世界に誘う。値段は安め〜普通。何と素晴らしいことに、絵本棚で盛光社「空とぶ自動車1〜3/イアン・フレミング 常磐新平訳」を発見!2と3は持っているので、1だけを買いたいところだが、残念ながら三冊のセット販売になっている…だが、かなり安値の三冊三千円なのだ!これはぜひとも買っておかねば!と福音館書店「ロボットのくにSOS/たむらしげる」とともに購入する。ご親切に手提げ付きの紙袋に入れて下さいました。そして家に戻って手持ちの「空とぶ自動車」を確認してみると、みな1967年8月20発行なのだが、カバーが見事に違っているじゃないか。今回の購入本は、巻数のマークがみな赤なのだが、以前から持っているのは2巻が青で、3巻が縹色(はなだいろ)なのだ。カバーを捲ってみると、本体表紙はどれも、1巻が赤。2巻が青、3巻が縹色となっている…つまり今回の購入本は、後から刷って巻いたカバーということか…。この盛光堂の「空とぶ自動車」のカバーにはいくつかのパターンが存在するそうだが、これもまたひとつのパターンなのだろう。
この記事へのコメント
コメントを書く

