2021年09月23日

9/23過去からの小さな贈物。

『秋分の日』なのにすっかり夏に戻ってしまった午後一時に、丸ノ内線東高円寺の北側に流れ着く。『環七』を渡り、未だ緊急事態宣言発出中なのに、祝日の賑わいを見せるJR高円寺駅に出て、『庚申通り』を北進する。「DORAMA高円寺庚申通り店」で、店頭ワゴンから新潮社「新サラリーマン読本/源氏鶏太」グラフィック社「夢二抄◉絵と文芸 山の巻・川の巻/品川洋子編」をレジに差し出すと、三冊まとめ買い割引で、10%値引の297円となる。ありがとうございます。昭和三十三年一月刊の源氏鶏太「新サラリーマン読本」(香月泰男の装幀が軽やかである!)は、お得意のサラリーマン明朗小説ではなく、自分の経験を元にしたサラリーマン・エッセイ集である。そしてこの本には素晴らしい過去からの贈物が挟み込まれていた。昭和三十三年一月三十一日発券の、東急急行電鉄『元住吉から 東急線→10円区間ゆき』の、グリーン模様の硬券である。栞代わりに『入社試験』の章に挟まっていたのだ。
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恐らくこの頃はまだ郊外然とした東横線沿線にマイホームを建てた、名車両“青ガエル”で都心に通うサラリーマンが、サラリーマンとして大成するために、仕事の行き帰りに読んでいたのかもしれない。思わぬ小さな収穫を手にしながら、その先の「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)へ。筑摩書房「スロー・ラーナー/T・ピンチョン」ハヤカワポケミス「ナポレオン・ソロ2 最終作戦/H・ホイッテングトン」を計200円で購入しつつ、ようやくワクチン接種一回目の予約が取れたことを、店主の粟生田さんに報告する。「え?二回目の予約は出来なかったんですか?ヒドい〜〜…でもとにかく、まずは良かったですね」とニッコリ。いったい二回目は、いつ打てることやら……。
posted by tokusan at 15:35| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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