2021年10月15日

10/15秋のお知らせ二つ。

昨日の疲労を両肩に乗せながら(その原因については一つ前の記事を参照)、朝から一生懸命デザイン仕事に従事する。そして午後にプラリと外出。家の前から関東バスに飛び乗り、一直線に中村橋へ。「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)をじっくりと楽しみ(いつの間にか外の均一に小さな時代劇文庫棚が増えた)、新書棚でみたことないペーパーバックタイプの本を発見する。国際文化研究所 エンゼル・ブックス「赤い花辯/G・ブランデン」。昭和三十二年刊の、モスクワを舞台にして知識人・労働階級・スパイ・兵隊・共産主義者・庶民の活動と生活を克明に描く、スリルに富んだ小説とのことである。面白そうだ、買いましょうと七百円で購入する。そしてそのまま西武池袋線に乗車して保谷へ。極狭歩道を自動車と自転車に脅かされながら伝い「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)前。いつものように店頭棚を舐めるように見回すが、食指の動く本はナシ…まぁこういうこともあるさ。中の百均本プール山脈に期待しよう。サッシをガラッと開けて店内に入り、すぐに右を向いて古本の山と対峙する。一列一列丁寧に掘って行くと、やった!埴谷雄高『死靈』掲載の八雲書店「近代文學」が二冊出て来たぞ!表紙はそれぞれ向井潤吉と赤松俊子が担当している!と喜びキープする。その他にも二冊の冊子を掘り出した後、奥の方もガサゴソやると、おぉ、これは愉快な本が出て来たぞ。徳間書店 平和新書「ママのアフリカ欲ばり旅行/森繁杏子」である。
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名字からわかる通り、森繁久彌の奥さんの、一人アフリカ一周旅行記である。カバーデザインは松永真。うむ、良き収穫じゃと、「近代文學 No.7&9」ロゴス「好色文學批判」永晃社「女性開眼/川端康成」とともに計550円で購入する。

※お知らせふたつ。
「日本古書通信」2021年10月号から、『リレー連載「ミステリ懐旧三面鏡」』という1Pコラムがスタート。ミステリ界を突っ走る古本屋「盛林堂書房」店主・小野純一氏と、『古本屋ツアー・イン・ジャパン』たる私と、今や宝塚ファンにも人気のホームズ研究家&作家&翻訳家の北原尚彦氏の三人で、順繰りにミステリやSFやそれに近い話題について、書き連ねる愉快なコーナーであります。第一回目は小野氏の《角川文庫の横溝正史》。どうかみなさま、お読みいただければ幸いです。
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そしてもうひとつ。古本盟友で大先輩の岡崎武志氏が、個展『岡崎武志の絵画展』を、八王子のギャラリー『白い扉』にて開催されます。それに便乗して、氏と私が共編のちくま文庫「野呂邦暢 古本屋写真集」発売を記念し、11/3(水・祝)に超久々のトークショーを敢行いたします!16時スタートの料金千円で先着十名様。詳しくは以下のギャラリーホームページをご覧下さい。感染予防対策を万全にして、お待ちしております!
https://www.shiroitobira.com/
posted by tokusan at 17:17| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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