2021年10月19日

10/19ブックオフをはしごする。

もはや冬のような寒さの夕方に、仕事で高田馬場まで出る。その帰りに、いつものように「ブックオフ高田馬場北店」(2012/11/15参照)に吸い込まれ、最奥古書コーナーで寿満書店「カラー版 浮世絵怪異ものがたり/北園孝吉」を330円で購入する。妖怪や化物が登場する浮世絵から、その物語を読み解く楽しい一冊である。そして駅への坂を上がりながら考える。本来ならこのまま高田馬場駅から西武新宿線に乗って帰宅するところだが、今日は趣向を変え、『早稲田通り』をズンズカ西に進み、小滝橋を通過し、落合駅辺りをも通過して、坂の上で『山手通り』に出て駅方面に向かい、「ブックオフ東中野店」(2014/07/24参照)に足を延ばすことにしよう。そうと決めたら、すでに夜の帳が落ちている道路を。テクテク忠実に歩き続ける。およそ二十分強で、明るい光を通りに放つ、目的のお店前。中に入るといやに静かで、お客さんもほんとんどいない。すぐさま右手最奥の古書コーナーに向かい、集英社文庫「ダイナマイト円舞曲/小泉喜美子」角川文庫「さらば友よ/ダリル・ポニクサン」を計330円で購入する。ちょっと距離はあるが、この二店の古書コーナーを続けてみるのは、なかなか楽しいものである。

そしてかかり切りだった、ちくま文庫「野呂邦暢 古本屋写真集」がついに岡崎武志氏と私の手を離れ、後は本が刷り上がって来るのを待つばかりとなる。やることがたくさんあったが、充実した楽しい作業であった。大げさかもしれないが、私はこの本を作るために生まれて来たのかもしれない…。発売の曉には、この文庫を鞄の中に忍ばせ、ぜひとも野呂の視線を追いかけてみてください。1970年代の景色と、現代の景色が重なるその瞬間、野呂さんの古本屋さんを愛する気持ちが、きっと心にスルッと滑り込んで来ることでしょう。発売まで後二十四日!
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盛林堂書房版とは異なり、今回のデザインでは、『広島・エイス書房店頭に立つ野呂邦暢』の写真は、横向きに使用。帯が掛かるので、こうするのが一番でした。と言うわけで、店頭では横向きの野呂さんが目印です!
posted by tokusan at 21:45| Comment(4) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様、文庫版も買います。伝説のエイス書房は、今は、ビル一階が空間と化して自転車置き場。なんどもおとづれた思い出が湧いてきます。また、当地の別の場所で、偶然横には、おひげの岡崎氏がおられ、時間を共有しました。これは是非とも一冊。編集、お疲れ様でした。
Posted by おいもさん at 2021年10月20日 06:56
ありがとうございます!広島は他に「南海堂」と「アカデミイ」が載っていますので、お楽しみいただければ幸いです!
Posted by 古ツア at 2021年10月20日 16:54
おいもさん、って、ひょっとして景雲堂さんかなあ。ブックオフでお目にかかった。お店へも行きました。間違っていたらごめんなさい。
Posted by 岡崎武志 at 2021年10月22日 13:46
岡崎様、声をかけずにいました。私は、景雲堂の主人ではなく、ただの雑誌コレクター。場所は、ブンロで、跡地は現在アカデミイ書店紙屋町店。必ず岡崎氏の本は新刊で買っています。単なる読者です。新刊たのしみです。
Posted by おいもさん at 2021年10月22日 16:57
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