2021年10月22日

10/22「幽霊男」に呼ばれた気がする。

古本三十冊ほどをダンボール箱に収め、雨のふる中外出。郵便局で大阪に発送する。相変わらずのミステリ多めで、珍しい本や下らない本のごった煮状態でありますが、お楽しみいただければ幸いです。古書コンシェルジュさんの懇切丁寧な作業を経て、数日後には「梅田蔦屋書店」の古書売場に並び始めることでしょう。そしてその後は家に帰らず、西武新宿線に乗車し、沼袋で用事をひとつ片付ける。せっかくなので「天野書店」(2008/11/14参照)を覗いて行こうと、商店街を遡上すると、残念ながらパイプシャッターがガッチリ下ろされてしまっている。最近開いているところに出会えないのが残念である。だがまた折りを見て寄ることにしよう。…さて、どうしようか…隣りの新井薬師前まで歩いて「文林堂書店」(2008/08/04参照)に羽を休めることにしよう。そう決めて、傘を冷たい霧雨に差しかけ、トボトボ寂しく線路際を東に歩いて行く。途中、『リサイクル展示室』に寄り道し、少し縮小され、ブランクの目立つ本棚を真剣に眺め、ハヤカワポケミス「鬼警部アイアンサイド/ジム・トンプスン」をいただくことにする。入口近くに屯するオヤジさんたちに本を示し、許可を得てから鞄の中に収める。さらに線路沿いを伝い、踏切を渡って、南口の駅前広場にたどり着くが「文林堂」も開いていないか…なんだかさびしいなぁ。二連敗のまま帰るのはどうにうもやるせないので、南にズンズカ進路を採り、結局『早稲田通り』まで出て「古本案内処」(2015/08/23参照)に飛び込む。雨で入口付近に仕舞い込まれた百均棚を飢えながら眺めていると、河出文庫特装版の「春琴抄/谷崎純一郎」を発見したので気分がパッと明るくなる。そのまま店内棚の検索に入ると、ギュンっと目に飛び込んで来たのは、昭和29年刊の講談社「幽霊男/横溝正史」であった。こんなところにこんな本が!ちゃんと東宝映画化の帯も付いている。そして値段は三千円………安い!と即座に購入を決める。「春琴抄」と合わせ、消費税がプラスされた計3410円をレジで支払う。今日は「幽霊男」に呼ばれて、ここまで引きずり回されて来た気がする…。
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ところで「幽霊男」の巻末の自社広に、城昌幸の「若さま侍捕物手帖」が載っているのだが、若さまの紹介がなかなかに斬新なのだ。『私設探偵旗本の次男坊「若さま」が…』…“私設探偵旗本”って初めて聞いたぞ!
posted by tokusan at 15:34| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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