2021年10月30日

10/30東京・祖師ヶ谷大蔵 nostos books

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午後三時半に、祖師ケ谷大蔵と二子玉川の間くらいの鎌田と言う町に流れ着く…コンクリで護岸されている仙川が、ドウドウと激しい音をたて流れている…。よし、「祖師谷書房」に寄って帰るぞ!と毅然と決意し、谷底から這いずり出て『世田谷通り』に到達する。この通り沿いは、駅からだいぶ離れているのに、いつでも賑わいを見せている不思議な通りである。駅に向かって進路を採り、テレビ撮影スタジオが集まる『メディアシティ』のある通りに入ると、西側にある化粧煉瓦マンションの一階店舗に、新たな動きを確認する。なんだかアート系のギャラリー的で、たくさんの人が出入りしている…ぬぉっ!ガラスウィンドウ越しに見えるグレーの壁棚にはたくさんのビジュアル系の大判本が並んでいる…あれは、もしや、古本?誘われるように中に入ってしまうと、なんとここが松陰神社前から移転して来た「nostos books」(2013/08/10参照)の新店舗なのであった。そうかそうか、もう移転して来たんですか。と偶然の出会いを喜び、三方をガラスウィンドウに囲まれた、右側スペース&中央フロアのギャラリー&新刊平台部分を横目に、左の壁棚にピタッと張り付く。最上段上部が緩やかな円弧を描き、その下に縦幅の広い五段の頑丈な棚が展開。それが手前と奥に凹凸に展開している。そのほとんどは重い大判本で、図録と作品集を混在させ、奥から建築・民芸・工芸・デザイン・イラスト・絵画・写真・幻想・版画・芸術文化・博物学的絵画というように並んで行く。レア本多数あり…おぉ「コリントン卿登場」にクラクラ。細かく蒐集された真鍋博にもクラクラ。こういうお洒落なアート系の中では門外漢とも言えそうな成田亨にもクラクラ…ただし値段はスキ無しのガッチリ目である。フムフムと品定めし、朝日新聞社「詩人の眼・大岡信コレクション」を税込の2640円で購入する。移転ラッシュとは言え、お洒落なお客さんの中に期せずして紛れ込んでしまった空手着の少年に、思わず微笑んでしまう。

その後は必死に駅まで出て、さらに駅を越えて商店街を北に遡上し、大好きな「祖師谷書房」(2009/03/05参照)へ。狭い店内の棚を遠慮せずにすべて見回し、オリエンタル・デザイン・プロダクツ「遠い昔のなきむしメルヘン/有賀忍」(1970年初版。有賀忍の挨拶折り込み付)KOEI「RAMPOヴァーチャル・ガイドブック」(今は昔のセガサターンの、松竹映画『RAMPO』を基にして、実写とCGを合成したアドベンチャーゲーム攻略本。江戸川乱歩役は竹中直人。横溝正史役は若き日の香川照之。乱歩が編集屋の横溝に原稿を催促されていて、そこはかとなく切ないっス…)を計1500円で購入する。
posted by tokusan at 20:03| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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