2021年11月15日

11/15色々届いて喜ぶ。

一日を閉じ篭って過ごしたので古本屋さんには行けず終い。だがその代わりに、なんだか素晴らしいものがたくさん届いたので、ご紹介しておこう。まずはヤフオク落札品の、末廣書房 ぷろふいる叢書1「ホテル紅館★赤い蝙蝠/大下宇陀兒」である。ライバルナシの2810円で落札。
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実はこの本、以前落札した同じ宇陀兒の「宇宙線の情熱」とともに同じところからほぼ同時に出品されていたのだが(2021/10/09参照)、五千円スタートだったので『これはすぐにとても手の届かない値になるだろう』と、さっさと諦めて手堅く「宇宙線の情熱」に入札したのである。ところが!昭和十一年刊のぷろふいる叢書の1巻で、傷んでいるがカバーまで付いているのに、誰も入札しないのだ!そしてみるみる値段が落ちて行くのだ!こ、これはほっとくわけにはいかないぞ!だ、だが、もうちょっと安くなるまで我慢して静観(と言いつつも、心の中ではハラハラドキドキ)していようと『ウオッチリスト』に加えておいたのである。そして、2810円でついに我慢出来なくなり落札!本日無事に手元に届いたわけである。確かにカバーの背の上下や、本体の背にも欠けがあるのだが、全体的にはしっかりしており、品質の良さが保たれているのが嬉しい。紙は上質で、フランス綴りで、天と小口がアンカットなのである。それに、なんと素晴らしい高井貞二のデザインワーク!現代でも充分通じるこのセンスの良い軽やかさに、昭和初期の懐かしさを超えるモダンさを感じ取って、ただただ痺れるばかりである。巻末の自社広に、ぷろふいる叢書の六巻目として小栗虫太郎の「倶利加羅信號」が予告されているが、これは出版されたのだろうか?…あぁ、先日の「倫敦塔奇譚」に続き(2021/11/08参照)、また出版されたか定かではない謎の小栗本の広告に出会ってしまった。うぅん、楽しい。
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そして他には岡崎武志氏の新刊!春陽堂書店「ドク・ホリデイが暗誦するハムレット」と、古本乙女のカラサキ・アユミさんから、四六版サイズの古本屋写真私製ハガキが届く。カラサキさんのハガキは「野呂邦暢 古本屋写真集」献本の礼状なのだが、結局は今すぐに古本屋に駆け込みたい熱過ぎる気持ちと、子育て中の我が子に『古本英才教育』を施し立派な『古本戦士』に育てる宣言が、雄々しく表明されているのであった。息子さん、将来、あまりの英才教育の辛さに古本に憎しみを抱くようになり、山岡士郎みたいに(グータラ社員なのに、時折恐ろしいほどの古本の知識を垣間見せるのだ!)なっちゃうんじゃ…。
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posted by tokusan at 19:14| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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