2021年12月03日

12/3昭和十二年のピリピリ電車!

午前十時過ぎに家を出ると、日射しは暖かだが、気温はまだまだ低いまま。そのまま荻窪までヒタヒタ歩き、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)前に到達すると、まだ開いていない…そうか、午前十一時からか。と言うわけで先に駅方面に出て、「岩森書店」(2008/08/23参照)→「竹中書店」(2009/01/23参照)と見て回る。すると竹中店頭二百均木製ワゴンに、小さいが久々の手応え!サンケイ「わが町・新宿/田辺茂一」話の特集「散歩者のための東京面白倶楽部 絵と字・矢吹申彦」晶文社「サーフシティ・ロマンス/片岡義男」を計600円で購入する。「サーフシティ・ロマンス」は河村要助のイラストが豊富な、サーフィン・エッセイ集である。初出を見ると、『サーフ・スポットの海底がコンクリートだったらどんな気持ちか』は一九七七年三月の「日本推理作家協会会報」に発表したものと書かれている。片岡義男も会員だったのか…。そして今度はすでに開店していた「古書ワルツ荻窪店」に姿を現わし、店内をじっくり一周してロマン・ブックス「女人国伝奇/山田風太郎」を550円で購入し、お昼前に帰宅する。そして昼食後、腹ごなしに再び外出して高円寺へ。「ドラマ高円寺庚申通り店」で角川文庫「変身刑事/山村正夫」を110円で購入し、腹ごなしを継続しつつ帰宅する。するとポストにまたもやのヤフオク落札品が届いていた。子供研究社〈新童話選集・4〉「ピリピリ電車 川崎大治童話集」である。3240円で落札。
piripiri_densya.jpg
昭和十二年刊の貴重な児童文学で、函や本体に補修テープが貼られているが、三千円台で入手出来たのなら僥倖である。この時代の函入児童文学本なんて、目にする機会も手にする機会も少ないので、是が非でも!と気合を込めて落札したのである。時代を感じさせるモダンな装幀と色味にうっとりしながらページを繙くと、童話集とあるが、昭和初期の山手から下町までの、町の中で暮らす子供たちを主人公にした清新な児童文学短篇集であることがわかる。当時の子供と町の風俗が、絶妙に平易な文章に馴染ませてあるので、ゾクゾク感動することしきり。大好きな昭和初期を偲べる本が、また一冊手に入ったと、大いに喜ぶ。
posted by tokusan at 15:42| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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