2022年01月28日
1/28「最後の古書市」を覗く。
朝からしっかりお仕事して、昼食を摂ってから取材のために外出。そして帰路、神保町に寄り道し、店舗ビル建て替えのために三月でひとまず営業を終了する『三省堂書店 神保町本店』八階で開催中の「最後の古書市」を訪れる。このビルで開かれる最後の古書市というわけである。いずれ本店ビルは戻ってくるとは言え、何だか至極寂しいタイトルである。正面入口脇のエレベーターの乗り込み、一気に八階へ。
扉がウィンと開くと、唐辛子のような形状の中規模スペースに古本島が連なり、すでに先客十人弱が通路に蠢いている。すぐさま仲間となり、端っこからワゴンと木箱と足元のダンボール&プラ箱に並ぶ古本を眺め始める。「楽生堂」の木箱に白水社「喪の銀嶺/アンリ・トロワイヤ」がカバーナシで並んでいたので、取りあえず確保。そして「古書あやかしや」前に来ると、木箱に古い翻訳探偵小説が貸本仕様なので安値で並んでいるのに興奮。黒白書房の「緯度殺人事件」が改変表紙なのが誠に惜しい。森下雨村譯「甲蟲殺人事件」は函ナシで背が手書き文字…みんな安いけどなぁ…としっかり悩み、結局手にしたのは同様に貸本仕様だが状態が比較的マシな博文館 探偵傑作叢書34「探偵怪奇 決闘/ビーストン著・妹尾韶夫譯」である。ちゃんと別刷りの表紙絵も付いていて1500円であった(そう言えばその昔、大阪の「中尾書店」(「古本屋ツアー・イン・京阪神」p104参照)でこのシリーズが十冊近くズラッと並んでいたが、すべて表紙絵が取れた状態であった。確か値段は一冊四千円ほどであったと記憶する)。これにさらに角川文庫「愛の輪舞/ビクトリア・ホルト」を加え、計2150円で購入する。大正時代のビーストンの短篇集がこの値段で読めるのなら、万々歳である。この市は2/23までと、一ヶ月近く開かれている。
この記事へのコメント
古ツア様、最後でしたか。あやかしやさん、ここに参加されていたんですね。今週はじめ、ちょこっと顔をみて、すぐに去られたんで、そちらに。当地と時期が重なっていたんですね。古い探偵小説もライバルがいて、なかなか大変なご様子。盛況のようで何より。
Posted by おいもさん at 2022年01月29日 06:59
古本市は、やはり足を運べば、何かがちゃんと見つかりますね。きっと広島でも、面白いものが並んでいるはずです!
Posted by 古ツア at 2022年01月29日 18:05
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