2022年03月17日

3/17二年ぶりの青空掘り出し市!

強い地震の恐怖に怯えつつ、夜中と早朝の時間を使い、崩れた古本の山の復旧作業に勤しむ。あぁ、いやだいやだ。地震は本当に恐ろしい。これ以上被害が広がらぬことを心底から願いつつ、午前の空いた時間を有効に使うため、神保町に駆け付ける。今日から『神保町交差点』を挟んだ『靖国通り』南側歩道に、113のワゴンを並べた「第61回神田古本まつり青空掘り出し市」がスタートするのである。午前十時過ぎとあって、まだそれほどの人出ではないが、『書泉グランデ』前の「盛林堂書房」(2012/01/06参照)ブースは、早速古本修羅と古本神が入り乱れる黒山の人だかりで、とても入り込める余地がない…ここは後回しにしよう(ちょっと離れた隣りのワゴンの人たちがその人だかりを見て「なんであんなに人が?」「ミステリーだよ。ミステリーが売れてるんだよ」と囁き合っていた)。というわけで早足ながらも様々な知り合いにお会いしながら一往復すると、南北書園「ふらんす短篇集1/小林龍雄譯」(装幀が松本竣介なのだ!)が200円、講談社「透明な季節/梶龍雄」が250円、三笠書房「黒いハンカチ/小沼丹」(カバーナシ)が500円、集榮館「搭上の犯罪/黒岩涙香譯」(函ナシの大正十年縮刷版。表題作の他に『銀行の賊』を収録)を500円で購入してしまっていた。いやぁ、二年ぶりの青空掘り出し市、素敵に楽しいな。そして盛林堂ブースに再び差し掛かると、どうにかワゴンを覗き込めそうな状況になっていたが、ワゴンも木箱も所々ガタガタ状態…す、凄まじい…。そんな残った本の列に目を凝らし、雄鶏社ポケットブックス「アスファルト ジャングル/W・R・バーネット」を見つけ出して500円で購入する。
toujyou_no_hanzai.jpg
一番の収穫は「塔上の犯罪」!「水平書館」(2014/05/23参照)の古書だらけワゴンから、背の細い金箔文字に“犯罪”の二語を見出し、引っ張り出したのである。良く見かける扶桑社の縮刷本とは異なる縮刷本で、巻末広告を見ると、他には『玉手箱』『涙香傑作集』『有罪無罪』『人耶鬼耶』『片手美人』『海底重罪』が出版されている。
posted by tokusan at 12:59| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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