2022年04月17日

4/17『SFカーニバル』二日目!

昨日に引き続き、なし崩しに『SFカーニバル』二日目に盛林堂・イレギュラーズ・エクストラとして参加することになったので、午前九時にまだシャッターを下ろしたままの「盛林堂書房」(2012/01/06参照)にて店主・小野氏と待ち合わせ。到着した時は誰もいなかったが、しばらくすると商店街の南からレンタカーのボンゴが近付いて来た。今日は大荷物の撤収作業があるので、それに乗り込み代官山へと即座に向かう。渋滞などには引っ掛からずに、午前十時前に無事に到着。持って来た補充本を『SF書店』内に運び込み、早速棚の調整に取りかかる。文庫はすべて壁際の棚に移し、中心にそそり立つ古本タワーも、最上部のディスプレイを取り払い、それらをすべて補充本とともにタワーに収め、並びをぎっちりしっかり充実させる。あっ!上のブックエンドを取り外す時に、ひとつタワーの中に落としてしまった!…これは、撤収時にタワーを分解するまでは取り出せません。タワーの中庭を覗き込むと、意外なほどの高所感で、底に横たわるブックエンドの姿が…。
tower_bookend.jpg
そんなことがありながら、午前十一時に二日目がスタート。とは言っても、棚の整理やお客さんのお相手をするだけなので(レジは店側がまとめてくれているのだ)、それほどやることはなく、ひたすらノンビリムードなのである。小野氏は知り合いが多いので、飛び出したら楽し気な鉄砲玉のように戻って来ないので、ひとりブース脇に立ち、外をたくさん行き交うワンコたち(何故こんなにも犬が多いのだ!)を眺めて過ごす。途中、昨日に続き北原尚彦氏・日下三蔵氏が挨拶に現れ、さらには高野史緒さんやYOUCHANさんや太田忠司氏や井上雅彦氏の姿も…うぅぅん、ゴージャス。その北原氏が、早川書房の編集長に小野氏を引き合わせた後、「あぁ〜あ、俺もついに人を紹介する年になったのか…」などと感慨深気に嘆いているのがおかしかった。そしていよいよカーニバル終了が迫る午後五時前、今日は何も買っていないのにふと気付き、しつこく棚の整理を進めながも、何か買って行こうと考えていると、手はあちこちにあった鮎川哲也の著作を揃えて並べ始めていた。そのうちの一冊晶文社「こんな探偵小説が読みたい 幻の探偵作家を求めて」を手にし、目次をパラパラ眺めてみる。こんなラインナップだったっけか…じゃあ一作目の晶文社「幻の探偵作家を求めて」では、どんな人たちが取り上げられていたっけ?とそちらも手にしてみる。そしてページを捲ると、途端にギョッとしてしまった!見返しと本扉の間の次の白ページに、ボールペンで書かれた鮎川の献呈署名が入っていたのだ!たっぷり五秒ほど凝視した後、表4の値段を見ると500円である…その瞬間にイレギュラーズ・エクストラから普通人に戻り、レジで精算してたちまち我が物にする。レジから戻り、近くにいた北原氏に「北原さん、スゴいの見つけちゃいました」と献呈署名を見せると「うわぁ、これきっと見返しのサインに騙されて気付かなかったんですよ(この本の見返しには、探偵小説家の署名寄せ書きがプリントされている)」と推察した。続いて小野氏に近付き「小野さん、これ」と見せると「うわっ、えっ、何これ、何これ…本物だよ。完全に見逃しだ、見逃してた!」と愕然としている。「いや、もし戻せと言うのなら、戻しても構わないですよ」「いや、いい。持って行ってくれ。そしてこのことは、ちゃんとブログに書いてくれ。見逃したのもあれだけど、こんなのが最後まで残っているのがおかしいよ。何で誰も買わなかったんだ。気付かなかったんだ。本はやっぱり触ってみなきゃダメなんだ。あーあ、今日一番ショックな出来事だよ」とクサクサ。ボス、喜んで頂戴いたします!残り物には福がある!
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などとやっていたら終了の午後五時を迎える。懇親会に向かう皆様を見送り、ここから超スピードの撤収作業に入る。タワーをバラし、木箱を積み重ね、什器を分解し、ピストン輸送でそれらを駐車場のボンゴに運び込んで行く。ひぃふぅひぃふぅ…だが鮎川署名本パワーで見事乗り切り、午後六時前には代官山を後にする。今日もみなさまありがとうございました!
posted by tokusan at 21:48| Comment(4) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様、確かに、素晴らしいです。古本はしかるべき人にわたるものなのですね。鮎川さん、本物です。それにしても、周りの人たちは優しいです。幻の探偵、必須文献です。日下三蔵氏により、新たに2冊出されていますが、基本文献。それにしても、貴重なご褒美。
Posted by おいもさん at 2022年04月18日 06:34
なにか、推理小説に入っている署名より、この本に入っているということを、嬉しく思ったりします。大事にします!
Posted by 古ツア at 2022年04月19日 14:24
そういえば、つい最近、盛林堂さんに買い取ってもらった本の中に「幻の探偵作家を求めて」があったよなあ。まさか?
いや、そんなことはあるまい。そんなことはないよね。ないと言って。
Posted by よしだ まさし at 2022年04月22日 13:44
よしだ まさし様。まままままままま、まさか……。
Posted by 古ツア at 2022年04月22日 16:04
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