2022年10月16日

10/16移転拡大!「書肆スーベニア」

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昼食を食べ終わってから、休日ダイヤの総武線と中央線の乗り継いで、向島から移転して来た「書肆スーベニア」(2017/08/05参照)を見に行くことにする。高架の浅草橋駅下りホームから、西口に出る古い階段を流れ落ちるように下り、駅北側に出る。そこは大小のビルがみっしりと碁盤の目の中に建て込み、電線が道の上をニョロニョロ伝う街である。高架沿いに西に向かい、『浅草橋駅西口交差点』から二車線の『左衛門橋通り』を北上する。脇道を一本二本とやり過ごし、三本目を西へ。すると直ぐに雑居ビル一階のシンプルで綺麗なお店が視界に入る。これは、以前のお店の四倍近い広さがあるのではないだろうか。開けたガラスウィンドウの向こうに広がる店内を見てそう思いながら、まずは店頭の絵本箱と百均棚に視線を向ける。うわぁい!佐藤さとる「わんぱく天国」の見たことのないバージョンが挿さっているのを発見!こ、これは嬉し過ぎる。以前のスーベニアでは、暮しの手帖社「暮しのなかで考える/浦松佐美太郎」を200円で見付けて喜んだものだが、今回も移転に際して喜ばせてもらってしまった…このお店、最高!と高揚しながらさらに一冊を掴んで店内へ進む。棚が壁際以外は胸高サイズなので、空間の見通しは抜群である。フロアには、右に新刊島があり、お店がセレクトした新刊と『本好きあるある栞』がディスプレイされている。左には背中合わせの棚が二本並び、岩波文庫・講談社学術文庫・平凡社ライブラリー・岩波現代文庫・出版社別文庫・新書・カラーブックスなどが並ぶが、一部はまだ空きがある状態である。右の壁際には日本文学・エンタメ文学・海外文学・詩集などが並び、奥のバックヤードとの仕切りになっている棚には、カルチャー・思想・哲学などが続いている。左側には窓際に食や暮し・絵本・児童文学が集まり、壁際にセレクトコミック・サブカル・美術などが揃い、仕切り壁の科学・テクノロジー・社会・歴史などと続いて行く。新しめでキレイな本を中心に並べており、全体的に教養度が高めなお店造りがされている。お店が旧店より格段に広くなったためか、棚には所々にまだ空きがあるので、早くそこも埋まった姿を見てみたいものである。しかしこれで浅草橋に来たのなら、ここと「古書みつけ」(2021/11/04参照)とちょっと足を延ばして「御蔵前書房」(2008/11/08参照)を巡れることになったわけだな。などと浅草橋の古本屋的認識を大いに改めながら、講談社「わんぱく天国 按針塚の少年たち/佐藤さとる」ワニブックス「反逆世代の遺言/梶原一騎」を計200円で購入する。
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新たに手に入れた未知だった「わんぱく天国」を家にあった「わんぱく天国」と並べてみる。左が昭和四十五年刊の初版。右が今回手に入れた昭和52年初版となっており、どうやら新版として出されたもののようである。ちなみに旧版の方が、函も本の造りも紙質も、遥かに豪華。また新版の挿絵は旧版より減っている上に、旧版と同じ絵が一部使われているが、描き下ろしも加えられている(つまりは旧版にしか載っていない挿絵がたくさんあるのだ)。子供たちの絵が少し大人っぽくなっているのが特徴か。また講談社青い鳥文庫の「わんぱく天国」は新版のダウンサイズ版である。うふふふ、こんなことが判明するんだから、古本遊戯は全く持って楽しいなぁ。
posted by tokusan at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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