
2022年11月25日
11/25二日連続コンコ堂にて。
午後から東京東部でproject“S”の打ち合わせ。いよいよ本格的な始動体勢に入り、すでに色々な人を巻込み始めているので、もはや後には戻れぬ状況である。粉骨砕身奮闘するしかないなと覚悟を決めつつ、少し全体の日程が後にずれ込んだので、このプロジェクトについて発表出来るのは年明けになりそうである。そんな熱い打ち合わせ後に、浅草橋の「書肆スーベニア」(2022/10/06参照)に立ち寄り、ちくま文庫「鬼太郎夜話(全)/水木しげる」を300円で購入する。そして駅から総武線下りに乗り込み、フラフラと御茶ノ水で途中下車してしまい、神保町古書街をウロウロ。「光和書房」(2021/02/19参照)で新潮文庫「蜘蛛/トロワイヤ福永武彦譯」「人外魔境の秘密/横田順彌」を計600円で購入しただけで街を離れ、水道橋から総武線と中央線を乗り継ぎ、阿佐ヶ谷へと舞い戻る。午後四時過ぎなのにすっかり夕暮れの『旧中る。深呼吸して薄暗くなってきた店頭棚をガサゴソ漁ると、赤い函入りの新潮社「星新一の作品集X*おせっかいな神々 妖精配給株式会社」が何とはなしに気になってしまう。もちろん気になる確固たる理由はないので、放っておいても良いのだが、気になるなら手にしてみよう。基本的には無駄になることが多いが、愚直に面倒くさがらずに確認することが大事なんだ。と自分に言い聞かせながら、本を掴み、真鍋博装幀の真っ白な本を引き出す。パラリパラリ…や、やった。本扉前の遊び紙に署名落款が入ってる。やはり手にしてみて良かった。そして俺はますますコンコ堂を愛するぞ!と大喜びしながら、宝石社「ヒッチコックマガジン Vol.5 No.5」とともに計220円で購入する。今日も良い古本が買えて、誠に幸せである。

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