
こんな、こんな、こんな………。
そして本日は正午前に古本を携え外出し、西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)の「フォニャルフ」棚にビシバシと補充する。結構棚が動いていたが、ちょうどその空きを埋める状態になったので、実にグッドタイミングであった。店主・小野氏と少しお仕事の話をしつつ、光風社「墓標なき墓場/高城高」(箱ナシ、貸本屋印アリ)を百円で購入する。お店を出て、連載の取材に行こうと電車に乗り、早速買ったばかりの「墓標なき墓場」を繙いてみると、ぶふぉっ!何と署名入りなのであった。見返しや扉ページではなく、本を捲って捲って初めて登場する白ページに貸本屋の印とともに、サインペンで書かれていたのだ。貸本屋の本が古本として流れ、それを手に入れた人が後年署名してもらったのだろう。ありがたく頂戴いたします。フフフフフ、とても嬉しい。と興奮しつつ某店の取材を秘密裏に終える。興奮が持続していたせいか、少し高めの本を買ってしまった。いや、取材取材。これは、しょうがない買物なのだ。
