2022年11月29日

11/29小春嵐日和。

朝から真面目に連載の原稿書きに取りかかると、珍しく滞りなくするすると書き上げることが出来た。決して気や手を抜いたわけではなく、自然と最後までは知れたのである。こういうこともあるんだなと、己の未知のポテンシャルに賛辞を贈る。午後、阿佐ヶ谷駅駅頭にて、編集さんと慌ただしく表紙の打ち合わせ。久々の東都我刊我書房のお仕事であるが、二連続で探偵小説魂が激しく燃焼する楽しい作業になりそうである。編集さんと別れた後は、雨が降る前に古本を買いに行こうと、トボトボ高円寺へ。到着した頃には、パラパラと雨が落ち始めて来てしまった…これ以上激しくならないといいが…。「ドラマ高円寺庚申通り店」で文藝春秋「伝・日本映画の黄金時代/児井英生」を110円で購入した後、「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)へ。雨を避けるように日除けの下で店頭棚に熱い視線を注いでいると、通りを靴音高く歩いて来る人がいて、やがてピタリと店頭棚の前で立ち止まった。だが棚は見ずに、こちらに身体を向け何だか注視しているようだ…そしてしばらくすると、徐にこちらに向けて手を振り出した。さすがに何だろうと思って視線を移すと、完全に雨装備の荻原魚雷氏が、はにかむような笑顔で手を振っていたのであった。あぁ、気づかずにすみません!お久しぶりです!と挨拶を交わすや否や、「では」と魚雷さんは雨の中に姿をを消したのであった。それにしても魚雷さんとは、良くサンカクヤマの店頭でお会いするなと思いつつ、二冊を選んで店内へ。保育社カラーブックス「錦鯉 観賞と池庭づくり/黒木健夫」ORESKO BOOKS「The Cat's Whisker 50YEARS OF WIRELESS DESIGN/JONATAHN HILL」を計400円で購入すると、店主の粟生田さんに傘を持っていないのを覚られつつ「雨だいぶ降って来ちゃいましたよ」「降って来ましたねぇ」「どうするんですかぁ?大丈夫ですかぁ?」「大丈夫でしょう」「本当ですかぁ?本当に大丈夫ですかぁ?」「大人なんで大丈夫ですよ」と答えておく。だが『早稲田通り』をヒタヒタ帰る途中に、雨が本降りになり、生暖かい風が吹き荒れ、小春嵐日和にびしょ濡れに…大人なのに残念ながら大丈夫じゃありませんでした…。
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「The Cat's Whisker」は洋書なのだが、古いラジオについてのビジュアル本で、様々なクラシックラジオの写真が載っているので、眺めて楽しい独特なメカメカしさに満ちた一冊なのである。
posted by tokusan at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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