2023年01月27日

1/27「城南古書展」ザ・ファイナル。

今日もproject“S”のあとがきと格闘しつつも、午前のうちにどうにか終りへの道筋が見えたので、急いで神保町に古本を買いに行くことにする。昨日の打ち合わせ飲みで、盛林堂・小野氏に催事の「城南古書展」が今回で最後であることを教えられたのである。先日の「我楽多市」(2022/07/29参照)に続き、またしても会館展がひとつ減ることに…。というわけで御茶ノ水駅に降り立ち、何故か消防車が集まっている『ニコライ堂』を見ながら坂を下り、「東京古書会館」(2010/03/10参照)へ。見慣れた朱色と黒の古めかしいシンプルなポスターには、『ザ・ファイナル』の吹き出しが書き込まれている…何だか明るいなぁ。地下への階段をゴトゴト下り、まずは荷物を預けようとすると、飛沫防止用ビニールシートの向こうから「古書赤いドリル」(2013/08/13参照)さんが「久しぶりじゃないですかぁ、小山さん」と笑いかけてくれた。あぁ、本当にお久しぶりです。お元気そうで何よりです!そんな風にちょっと挨拶を交わし、会場内に突入する。六〜七分の入りと言った少し緩やかな感じは、やはり平日午前中だからか。だが通路の古本修羅たちは、みんな一抱えほどの古本とともに、ウラウラと蠢いている…あぁ、胸のすく光景である。私もウラウラと通路を経巡る。棚は案外見やすかったので、三十分ほどで一巡し、名著刊行会「愉快な鐵工所/大城のぼる」大阪毎日新聞社・東京日日新聞社「現代術語辞典 昭和七年毎日年鑑附録」京都汐文社「マキノ光雄/北川鉄夫」講談社WEEK-END BOOKS「二年目のSOS/ハモンド・イネス 梶龍雄訳」(ビニカバ帯ナシ)を計二千円で購入する。この市は、明日土曜が正真正銘最後の市となる。
jyounakosyo_final.jpg
梶龍雄訳「二年目のSOS」が二百円だったのが嬉しい。

その後は「羊頭書房」(2014/05/02参照)でガサゴソし、東方社「女が見ていた/横溝正史」がちゃんと函付きで二千円で売られていたので興味を示すが、値札に『奥付や扉に多数の印アリ』と書かれている…こりゃぁ“T蔵書”か?…そっと棚に戻す。春陽堂書店 長編探偵小説全集11「博士邸の怪事件 他/浜尾四郎」を千円で購入し、急いで帰宅してついにあとがきを仕上げる。ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。と一息ついたら、帯のキャッチコピーが届いてしまった。なんのなんの、すぐさまデザインしてやるぞ!
posted by tokusan at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック