ここ最近必死だったproject“S”の入稿を、カバーも帯も含めてすべて終える。これで残るはゲラ作業のみ。というわけで、それとは別な連載のゲラを戻し、新たに届いたプロジェクトのPDF再校ゲラに目を通したりと、ゲラ塗れな日々がスタートしてしまった…。そして夕方に外出して西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。「フォニャルフ」にちょっと補充し、店主・小野氏と急遽飛び込んで来た盛林堂・イレギュラーズについて打ち合わせたり、店内で「古書西荻モンガ堂」(2012/09/15参照)店主のモンガさん(お店は水曜定休で、この日は必ず古本屋巡りをされているのだ)と遭遇したので挨拶を交わし、河出ペーパーバックス「氷柱・ある脅迫/多岐川恭」ジープ社「新遊侠傳/火野葦平」(カバーナシ)を計200円で購入する。岡本喜八監督の名作爆笑野球ヤクザ映画『ダイナマイトどんどん』の原作である「新遊侠傳」については、2018/04/27の記事に詳しいが、そのとき買ったのは昭和28年刊の小説朝日社版で、今回購入したジープ社の昭和25年刊がオリジナル本である。例えカバーがなくとも嬉しいぞ!

そして阿佐ヶ谷に戻り、「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)で有紀書房「秘境/宮本常一編」(函ナシ)を550円で購入すると、店主・天野氏が「これ持ってってください。味のある若者が作ってるんで、面白いですよ」と一冊のフリーペーパーを手渡してくれた。武蔵小金井のふたり出版社・点滅社の「いつでもまっすぐ歩けない 大学中退無職のど素人が出版社を立ち上げてからの半年間考えていたこと/屋良朝哉」である。最初の代表挨拶から、手札を総て晒してポーカーをやっているような、開き直りまくった文章が続く……ゲ、ゲラが終わったらちゃんと読みます!
posted by tokusan at 17:45|
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