2023年04月07日

4/7ブルーナデザイン乱歩本。

過酷な天候に木っ端のように翻弄され、午後一時半に経堂に流れ着く。幸い今は雨が止んでいるので、急いで「ゆうらん古書店」(2022/09/25参照)に駆け付ける。店頭棚でまず目に入ったのは、裸本で分類シールが貼り付いている、Hamlyn「Posters/Attilio Rossi」というイタリアの本を英訳した一冊である。四六版だが本文用紙にアート紙を使っているので、ずっしりとした手応えである。そして精細なカラー印刷で、1892〜1966年までの代表作的ポスターが掲載されているのだ。これは良い本だ。裸本や分類シールなど気にならないくらい良い本だ。そんな風にページを繰り続け、最後に後見返しに到達すると、端に蔵書印が捺してあった。
sun-ad.jpg
ほほぅ、これは広告会社サン・アドの資料本だったのか。1970年に架蔵されているようだ。もしかしたら柳原良平もこの本を見たのかも…そんな楽しい妄想に耽りながらさらに店頭棚を眺めて行くと、下部の端っこに四冊の洋書ペーパーバックが並んでいるのが目に留まる。手にしてみると、これは!ディック・ブルーナがデザインを手掛けたミステリ本だ。ZWARTE BEERTJES「DE SAINT en de tijger/CHARTERIS」)レスリー・チャータリスの“セイント(聖人)”シリーズ)「MAIGRET EN HET DANSERESJE/SIMENON」(ジョルジュ・シムノンのメグレ警部シリーズ)「Het mysterie-proces Dr O./J.P.M.VAN ELSWIJK」(不明)…そして、うわぁ!乱歩本だ!ディック・ブルーナがデザインした大乱歩だ!「Griezelverhalen uit Japan/Edogawa Rampo」である。当然中身はオランダ語でチンプンカンプンなのだが、これは私にとって価値ある一冊である。無邪気に喜んでしまい、計500円で購入する。「ゆうらん古書店」よ、ありがとう!
bruna_rampo.jpg
上段右がチャータリス、下段左がシムノン、右が乱歩である。
posted by tokusan at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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