ほほぅ、これは広告会社サン・アドの資料本だったのか。1970年に架蔵されているようだ。もしかしたら柳原良平もこの本を見たのかも…そんな楽しい妄想に耽りながらさらに店頭棚を眺めて行くと、下部の端っこに四冊の洋書ペーパーバックが並んでいるのが目に留まる。手にしてみると、これは!ディック・ブルーナがデザインを手掛けたミステリ本だ。ZWARTE BEERTJES「DE SAINT en de tijger/CHARTERIS」)レスリー・チャータリスの“セイント(聖人)”シリーズ)「MAIGRET EN HET DANSERESJE/SIMENON」(ジョルジュ・シムノンのメグレ警部シリーズ)「Het mysterie-proces Dr O./J.P.M.VAN ELSWIJK」(不明)…そして、うわぁ!乱歩本だ!ディック・ブルーナがデザインした大乱歩だ!「Griezelverhalen uit Japan/Edogawa Rampo」である。当然中身はオランダ語でチンプンカンプンなのだが、これは私にとって価値ある一冊である。無邪気に喜んでしまい、計500円で購入する。「ゆうらん古書店」よ、ありがとう!
上段右がチャータリス、下段左がシムノン、右が乱歩である。

