2023年05月01日

5/1一年ぶりの「古書現世」。

朝から至極真面目にデザイン仕事と連載の原稿書きに勤しみ、どちらも昼前にはカタチにする。そしてちょっと早めの昼食を食べながら、読了本や不要本をまとめ上げ、植物の生殖の匂いが漂い始めている表に飛び出し、「古書コンコ堂」(2012/01/06参照)に持ち込む。店内で査定を待ちつつ、学研MU BOOKS「血ぬられた呪いの報告書/佐藤有文」を110円で購入して浮かれつつ、買取査定が無事に成立。身を軽くして、続いて中央線から山手線に乗り継ぎ高田馬場に出て、およそ一年ぶりの「古書現世」(2009/04/04参照)を目指し、『早稲田通り』を東にテクテク歩き続ける。そしてたどり着いた現世店頭ワゴンには、恐らく目黒考二氏の蔵書と思える色の本がたっぷりと並んでいる。理論社「オウリィと呼ばれたころ 終戦をはさんだ自伝物語/佐藤さとる」を手にすると、見返しには目黒さんの筆跡と思しき文字が踊り、本の感想が書き込まれている…これは是非とも買っておこう。開け放しの戸から、本を一冊抱え込んで店内に進み、一年前に見ていた棚から、当然かなり動きのあることを意識し、一冊一冊丁寧に見逃さぬよう眺めて行く。わっ!読みたかった出版芸術社「乱歩・正史・風太郎/高木彬光 山前譲編」が並んでいる…この本、何故か高いんだよなぁ…でもめったに出会わないし、ここであったが百年目かと、覚悟を決めて抱え込む。奥の帳場に近付き、店主・向井氏に「お久しぶりです!すっかりご無沙汰してすみません!」と挨拶しつつ、前述の二冊を計4500円で購入する。するとたちまち先日の目黒考二氏蔵書販売会の様相を呈した「みちくさ広場」の話から始まり、様変わりしつつある雑司が谷の様子や、目黒氏の蔵書整理の顛末や、好調快進撃『本の雑誌スッキリ隊』や、最近続々一時閉店した「ブックオフ」フランチャイズ店についてや、今後の『「みちくさ市」復活への道』などの話題に花を咲かせまくってしまう。ああ、楽しかった。それにしても蔵書販売会で、人々が競って椎名誠本を奪い合うレアな光景…是非とも見てみたかった…。
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本日一番の収穫。コンコ堂で古本売ったお金をたっぷりと使いました。
posted by tokusan at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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