2023年05月03日
5/3豊崎由美氏の蔵書セール!
心地良いポカポカ陽気にボヤボヤしながら、正午過ぎに三鷹と吉祥寺の間に流れ着く。まずは三鷹の「りんてん舎」(2019/03/30参照)に向かい、混み合う店内を巧みに移動しながら、春陽文庫「誰の屍体か/鮎川哲也」(昭和52年第12刷)を1100円で購入して景気をつける。水曜定休の「水中書店」の様子を一応確認してから、吉祥寺に向かってテクテク進む…進めば進ほど、街の人影が増えて行く…さすが祝日、さすがGW…。そんな風にして「一日」(2017/08/11参照)にたどり着くと、表に出ている立看板に『GWセール開催中!! 店内古本10%オフ!!』とある。よし、面白い本と出会えるといい開催中!! 書評家・豊崎由美さんの蔵書の一部をどーんと出しました! 1冊220円 10冊以上お買い上げで50%オフ』と書かれているではないか。これは良い時に訪れたものだと、ようやく鉄扉を開けて手指を消毒し、帳場前を通過してガレージの扉を開ける。いつものメイン平台にプラスして、手前にもうひとつ平台が出されている。そして奥の棚にもしっかりと本が詰め込まれており、どうやらすべて豊崎由美氏の蔵書放出本のようだ。90〜2000年代のエンタメ本が中心であるが、現代思想や評論の類いも混ざり込んでいる。カラフルで現代的なデザインの背を眺めて行くと、少し古めの新潮社「かくれさと苦界行/隆慶一郎」が目に留まる。「吉原御免状」の続編で、面白いんだよなぁ〜と何気なく引き出してみると、うひゃっ!署名入りではないか。これは嬉しい突然の出会い!と興奮していると、ちょっと離れた場所にこれも面白くて大好きな新潮社「鬼麿斬人剣/隆慶一郎」(そう言えばいつか日下三蔵氏に、「鬼麿斬人剣」は都筑道夫の「飢えた遺産」と物語の構造が同じであると教えられた。片や師匠が事情があって作った不出来な刀を弟子が探し求めて折る話、片や父の考案した殺人技を身に着けた殺し屋を息子が探し求めて消して行く話)があったので、もしや…と思って抜き出してみると、ズバリ勘が的中し、こちらも嬉しい署名入りなのであった。この二冊に文藝春秋「ウッツ男爵/ブルース・チャトウィン」を加え、計660円の10%オフの594円で購入する。豊崎さん、一日さん、ありがとうございます!最後に「バサラブックス」で早川書房「太陽風交点/掘晃」(2015/03/28参照)を百円で購入し、尋常ではない賑わいの人波を掻き分けて帰宅する。
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