わせてもらいます。こんなバカな!こんなのバカだァ〜〜〜〜〜〜!
そしてこの時点で、本日のお土産はポケミスにほぼ決定した感がある…。次に使用頻度の低いミステリ&SF雑誌をまとめた物置を見せてもらい、着々と進む作業に大いに感心する。その後、和室に入って本日の作戦会議…と思ったら、別件の編集会議が始まってしまった。色々な本が様々に進行する模様です。
そんな事務作業を乗り越えて、ようやく本日の肉体労働を開始する。午前中は、裏の物置からおよそダンボール三十箱の文庫&新書を運び出し、マンション書庫に移送の後、選別収納作業を行うことにする。そこで日下氏が物置から取り出したダンボールを表のガレージまで運び、盛林堂号に収納して行く…家の周り、夏草が繁茂し始めています。
そして陽が照り始めると気温が急上昇し、そろそろ屋外の長時間作業はキツくなり始める季節に入っているのを実感する。およそ一時間弱で積み込みは終了し、いざマンション書庫へ。さてではダンボールを…と準備していると、そこにマンションの管理人さんが登場。実は近日中にマンション内のインターフォンを取り替え工事を行わなければならないので、その日時の相談に来たのである。ということは、工事の人たちがスムーズに作業出来るよう、場所を確保しなければならないことが判明。少し計画を変更し、ダンボールを運び込んだ後、選別作業を進めつつも、室内のインターフォンのある場所に、現在大量に押し込み積み上げてあるVHSテープを移動させねばならなくなった。日下氏と小野氏が文庫の整理を進める間、私がVHSをガシガシ取り出していくことになる。ボロボロと劣化しつつあるプラケースと格闘しながら素早く下ろし、空いているフロアに固めて積み上げて行く。その途中、葉書や名刺の束が発掘されたので、すべてひとまとめにして乱雑に移動させようとすると、偶々傍にいた日下氏の目がキラリと輝き「それなんですか?怪しいな?」とセロハン袋内のクリアケースに挟まった薄い紙物を抜き出した。ぎゃあっ!「Ω(おめが)」だっ!
渡辺啓助や今日泊亜蘭が作ったSF同人クラブの、わら半紙ガリ版刷りの会報である。こんなに整理が進んでいるのに、まだ変なところからおかしなものが出て来るのか、日下三蔵邸は!と改めて戦きながらも作業を進め、段々とインターホンも露出して来た。
そして無事に作業スペースを確保し、お寿司昼食休憩のターンに入る。午後はひたすら文庫仕分け&移動&収納の作業に集中する。ラノベ・アンソロジー・翻訳・重鎮探偵推理小説と、地味に詳細に文庫を触りまくる。
午後五時過ぎには作業終了し、本邸に戻って小野氏はポケミス査定の作業に入る。
その合間に「これ読んでる?これ面白いよ!これはトリプッてる」などと、こちらに分け前のポケミスを次々と手渡してくれた。嬉しかったのはこのあたり。
講談社文庫「グルーバー 殺しの名曲5連発/各務三郎編・訳」は番町書房「探偵人間百科事典/フランク・グルーバー」を改題・文庫化したものである。そして夜のお疲れさま焼肉を貪り食べている時に、ひとつの私にとっては快挙に等しいことがあった。話の流れで久生十蘭について色々意見を交わしていた時に、「古い角川文庫も十蘭を一冊出してましたよね。ほら、裸本に帯を巻く時代の…「母子像・鈴木主水」でしたっけ」と言うと、日下氏が「なにそれ、そんなのあるの?」と、なんと氏にとっては未知の文庫本であることが判明したのである。博覧強記の日下氏に教えることが出来たのは感動でした。氏は早速その場で検索をかけ、ヒットした最安値の「母子像・鈴木主水」を速攻購入したのであります…。

