今日は6月27日だが、本の結束具合を鑑みると、もう営業はしていなのだろう。とそこへ、小さな本束を抱えたご婦人が、店の奥から店頭に出て来た。すかさず「閉店しちゃうんですか」と声をかけると、爽やかな笑顔を浮かべながら「そうなんですよ。本当は八月くらいまで続けるつもりだったんですけど、片付けに組合の人たちが来てくれたら、一気に終わっちゃって。だから本は全部縛っちゃったんで、もうお見せすることはできないんですよ。ごめんなさいね」とのことであった。本は買うことは出来なかったが、古本の虫が知らせたのか、偶然閉店に出くわすことが出来た。いつものように高円寺に向かっていたら、「天野書店」の閉店には当分気づかなかったのではないだろうか。おぉ、入口前の本棚脇では、「天野書店」宛の田中小実昌の色紙が神々しく輝いている。長い間、おつかれさまでした。これでまた、西武新宿線沿線古本屋事情は、一段と寂しくなってしまった…。そんな寂しさを少しでも癒すために、上井草まで移動して「井草ワニ園」(2019/01/05参照)に飛び込む。店内のレイアウトが多少変わり、中央フロアの見通しが良くなっている。それにしてもグラノーラがお腹が空くほど香ばし過ぎる!などと感じながら、講談社漫画文庫「悪魔が来たりて笛を吹く/作・横溝正史 画・影丸譲也」ハヤカワ文庫「日本SF傑作選3眉村卓/日下三蔵編」を計六百円で購入する。
2023年06月27日
6/27突然の閉店に出くわす。
正午過ぎに中野に出て用事を片付けた後、『早稲田通り』沿いの「古書案内処」(2015/08/23参照)を覗く。河出書房市民文庫「上林曉集/山本健吉編」を百十円で購入する。いつもならここから高円寺にテクテク向かって「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)を見るはずであるが、何故か今日は北東に足が向き、広大な『平和の森公園』脇を通過し、沼袋の「天野書店」(2008/11/14参照)にたどり着いてしまう。お店は開いているだろうか…と多少心配しながらお店に近付くと、店前に自転車が停められ、ドアが開け放たれている。店頭台などは出ていないので、これから開店するところだろうか?しばらく様子をうかがおうかと思っていると、店内の本のほとんどが結束されているのに気付く…これは、様子がおかしい。と思ったその時、ドアと窓に貼られた『閉店のお知らせ』を発見してしまう。マジか…そこには2023年6月をもって閉店するとの悲しい文章が記されていた。

今日は6月27日だが、本の結束具合を鑑みると、もう営業はしていなのだろう。とそこへ、小さな本束を抱えたご婦人が、店の奥から店頭に出て来た。すかさず「閉店しちゃうんですか」と声をかけると、爽やかな笑顔を浮かべながら「そうなんですよ。本当は八月くらいまで続けるつもりだったんですけど、片付けに組合の人たちが来てくれたら、一気に終わっちゃって。だから本は全部縛っちゃったんで、もうお見せすることはできないんですよ。ごめんなさいね」とのことであった。本は買うことは出来なかったが、古本の虫が知らせたのか、偶然閉店に出くわすことが出来た。いつものように高円寺に向かっていたら、「天野書店」の閉店には当分気づかなかったのではないだろうか。おぉ、入口前の本棚脇では、「天野書店」宛の田中小実昌の色紙が神々しく輝いている。長い間、おつかれさまでした。これでまた、西武新宿線沿線古本屋事情は、一段と寂しくなってしまった…。そんな寂しさを少しでも癒すために、上井草まで移動して「井草ワニ園」(2019/01/05参照)に飛び込む。店内のレイアウトが多少変わり、中央フロアの見通しが良くなっている。それにしてもグラノーラがお腹が空くほど香ばし過ぎる!などと感じながら、講談社漫画文庫「悪魔が来たりて笛を吹く/作・横溝正史 画・影丸譲也」ハヤカワ文庫「日本SF傑作選3眉村卓/日下三蔵編」を計六百円で購入する。
今日は6月27日だが、本の結束具合を鑑みると、もう営業はしていなのだろう。とそこへ、小さな本束を抱えたご婦人が、店の奥から店頭に出て来た。すかさず「閉店しちゃうんですか」と声をかけると、爽やかな笑顔を浮かべながら「そうなんですよ。本当は八月くらいまで続けるつもりだったんですけど、片付けに組合の人たちが来てくれたら、一気に終わっちゃって。だから本は全部縛っちゃったんで、もうお見せすることはできないんですよ。ごめんなさいね」とのことであった。本は買うことは出来なかったが、古本の虫が知らせたのか、偶然閉店に出くわすことが出来た。いつものように高円寺に向かっていたら、「天野書店」の閉店には当分気づかなかったのではないだろうか。おぉ、入口前の本棚脇では、「天野書店」宛の田中小実昌の色紙が神々しく輝いている。長い間、おつかれさまでした。これでまた、西武新宿線沿線古本屋事情は、一段と寂しくなってしまった…。そんな寂しさを少しでも癒すために、上井草まで移動して「井草ワニ園」(2019/01/05参照)に飛び込む。店内のレイアウトが多少変わり、中央フロアの見通しが良くなっている。それにしてもグラノーラがお腹が空くほど香ばし過ぎる!などと感じながら、講談社漫画文庫「悪魔が来たりて笛を吹く/作・横溝正史 画・影丸譲也」ハヤカワ文庫「日本SF傑作選3眉村卓/日下三蔵編」を計六百円で購入する。
この記事へのコメント
天野書店さん、閉店! 10年以上前から年に3、4回のペースで通い、数々の掘り出し物に出会えた古書店でした。いちばんの思い出は、店頭のバーゲン台で渡部温の復刻『康熙字典』を信じられない価格で入手できたこと。これで西武新宿線沿いの古本屋さんはあらかた消滅ですね。悲しい。W大生は古本を買う余裕がないからなぁ。沼袋からバスで中野へ出て、古本案内処へ寄るのが好きな散歩コースでしたのに。
Posted by ペンギン at 2023年06月27日 20:14
コメントありがとうございます。あのちょっと硬めのお店で掘り出し物に出会っているとは。百戦錬磨の古本戦士…。残り少なくなってしまった沿線のお店を、これからも愛でて参りましょう。
Posted by 古ツア at 2023年06月28日 16:41
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