この素晴らしい昭和的古本屋さんの佇まいを眺められるのも、これが最後となるわけか…そんな風に感慨を深めて店内に進むと、すでに閉店の準備は着々と進行しており、棚の1/4は空き、床にも整理を進めている証の結束本が積み重なり始めている。だが、自然科学・神秘学・民俗学・江戸東京・映画・図録類に強い店造りは、まだまだ色濃く棚のそこかしこに認められる。そう言えば最後にここに来たのは、京成線せんべろツアー(2017/11/20参照)の時であったな。酔っ払い過ぎる前に、駅からちょっと離れたこのお店を訪れることにしたのを、ボンヤリと覚えている。今帳場に座っているのは奥さまで、岡島書店さんは小休止で、番台裏の暖簾の奥で、横になってお休み中である。角川書店「朱鱗の家/皆川博子文・岡田嘉夫絵」を3割引の420円で購入し、この老舗店の最後の買物とする。長い間、お疲れさまでした。このお店の遺伝子は、催事で活躍中の直系古本屋さん、「立石書店」と「古書英二」に受け継がれているので、これからもこの下町のお店の影を、うっすら感じることでありましょう。
そして駅にとって引き返し、北口商店街の「BOOKS-U立石店」(2011/12/06参照)も見に行ってみるが、シャッターは下ろされ、少し荒れた雰囲気…ただ定休日であれば良いのだが…。

