2023年07月28日

7/28蝉と「中央線はしからはしまで古本フェスタ」。

昨日のことであるが、歩いているとリュックの中から時折『ジイジイ』という聞き慣れない音が聞こえる。最初はペットボトルから空気でも漏れているのかと思っていたが、どうもそうではないらしい。気になったので立ち止まり、リュックを地面に下ろす。するとその途端に『ジイ』。チャックを開けて中を漁っていると『ジイ』。音の出所を求めてリュックの底にたどり着くと、何とそこには一匹の蝉がしがみついていた…い、いつの間に入ったんだ。不思議に思いながら羽と身体を一緒に掴むと『ジイジイ』。ちょっと小さめで、まだ艶が見られないので、羽化して間もない成虫のようだ。そっと近くの木の枝に移し、もっと大きく育つんだぞ、と願いをかける。そんなことがあって正午過ぎに、いつかのように世田谷の弦巻に流れ着く。世田谷線と小田急線を乗り継ぎ下北沢に出て、「古書明日」(2017/01/31参照)で買物する。福音館書店 こどものとも325号「たろうのひっこし/村山桂子さく・堀内誠一え」(英題は『TARO AND HIS OWN ROOM』である)演劇出版社「中村鴈治郎 一生青春」を計300円で購入する。明けて本日、午前中は色々わちゃわちゃと動き回り、正午過ぎに神保町に姿を現し、「東京古書会館」(2010/03/10参照)で今日明日開催の「中央線はしからはしまで古本フェスタ」を覗く。中央線支部の古本屋さんが中心の、全36店参加の新しい催事である。本来なら地元「西部古書会館」(2008/07/27参照)で開かれるはずのイベントであるが、あえて“中央進出”という新たな地平を求めるところが刺激的である。始まって二時間以上経つのに、会場はまだまだ賑わいを見せており、すでにブランクが生まれている棚も多い(特に「盛林堂書房」のミステリ&文学棚はゴッソリであった…)。映画・古い漫画・古雑誌・エロ・人文・80年代カルチャーなどが目立っている。そして結構足元部分まで本を並べているところが多いので、しゃがむ人多数…。通路をあっちにウロウロこっちにウロウロしていると、北原尚彦氏・樽見博氏・真田幸治氏らに遭遇する。「プリシアター・ポストシアター」さんの会計で、講談社「林の中の家/仁木悦子」東京文藝社「花の通り魔/横溝正史」(貸本仕様)を計1300円で購入する。仁木の長編二作目「林の中の家」が嬉しい。帯が傷んではいるが付いており、スリップや出版案内も封入されている。売れ残ってくれていて、ありがとう!
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帰りの中央線が安全確認のために緊急停車し、およそ二十分間車内に閉じ込められる。冷房がちゃんと効いていて良かった。
posted by tokusan at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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