2023年08月25日

8/25『野猿街道』の本店よ、さらば!

昨日は梅ヶ丘の住宅街に午後二時半に流れ着いたのだが、昨日と同じに下北沢に出るのは能がないので、辛抱強くなるべく直射日光を避けながら北西に歩いて歩いて、東松原の「古書瀧堂」(2014/05/01参照)へ。店頭に昭和三十年代の映画パンフが110均で無造作にまとめられていたので、ついつい手を伸ばして一部ずつ丁寧に確認してしまう。コロンビア映画「馬上の二人」(ジョン・フォード監督)と、「HARLEM GLOBETROTTERS no.1show」を計220円で購入する。に確認してしまう。「HARLEM GLOBETROTTERS(ハーレム・グローブトロッターズ)」は映画パンフではなく、アメリカで有名なバスケのエキシビジョン・チーム公演の記念パンフレット。裏表紙に『Jan 1'59 体育館』の書き込みがあることから、昭和34年一月の来日公演であることがわかる。バスケ選手以外にも多くのアトラクション芸人(自転車芸人・一輪車芸人・バトン芸人・アクロバット芸人)が紹介され、人間の身体能力の限界に迫る肉体的ショーが華々しく展開されたことを想像させる。その後は吉祥寺にも出て、「バサラブックス」(2015/03/28参照)で文化出版局「ペンギニストは眠らない/糸井重里」を100円で、「よみた屋」(2014/08/29参照)でカバーナシの松下電器産業株式会社録音事業部 MACブックス「音の冒険ブック テープレコーダーをかついで自然の中にとび出そう/若林駿介」を110円で購入する。昭和50年刊の、ナショナルテープレコーダー購入特典の、非売品の新書サイズ本である。豊富に掲載されている一部のイラストを、弘兼憲史が担当。

そして本日は午前九時過ぎに家を出て、中央線で西に向かい、立川で多摩モノレールに乗り換える。多摩丘陵を爽やかに走り抜けるこの路線の抜けの良い車窓は、本当に美しい。『大塚・帝京大学駅』で下車し、地上に下りて、熱く焼けた『野猿街道』を西に歩いて行く。十分ほどで、八月いっぱいで閉店してしまう“古本魔城”、「ブックセンターいとう東中野本店」(2012/01/01参照)が見えて来た。街道面の窓には大きく『閉店八月末』と貼り出され、出入口側にも同種の貼紙が窓や扉をを埋め尽くすようにペタペタ…。午前十時過ぎの店内に入ると、一階には以前より食料品売場が幅を利かせており、もはやリサイクル系古本屋さんとは思えない光景が広がっている。と言うわけですぐさま二階に上がると、ここは以前と変わらぬ“古本魔城”の名に相応しい、広大で通路の長い古本空間であった。すでに品定めに余念のない数人のお客さんが通路を静かに蠢いている。ちなみに閉店セールは当初20%オフで行われていたようだが、閉店一週間前となった今は、30%オフとなっている。文庫ゾーンから専門書コーナーや古書コーナーまでしっかり探索し、岩波少年文庫「くろて団は名探偵/ハンス・ユルゲン・プレス」光文社文庫「甲賀三郎 大阪圭吉 ミステリー・レガシー/ミステリー文学資料館編」美術出版社 新技法シリーズ「新版デッサン・ド・モード 女と男の新しい形を描く/長沢節」を計1162円で購入する。それにしても国分寺店の閉店に続き、東中野本店までも…寂しくなるなぁ。この後は、さらにもうひと頑張りして某所に移動し、連載の取材を行う。
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posted by tokusan at 15:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あやー、本店が閉店ですか。びっくりしました。ブックスーパーとブックセンターは多摩地区に沢山お店がありましたが、あとはもう3店だけになるのかな。寂しいですね。
Posted by たい at 2023年08月26日 21:05
それでも後三軒ほど残っていますか。もはや中堅中規模リサイクル系古本屋さんが、次々と消えてしまうご時世、何とか名前を継いで生き残り続けて欲しいものです。
Posted by 古ツア at 2023年08月27日 18:12
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