2023年09月25日

9/25古本屋さんの不覚!

昨日は午後に古本を抱えて西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)を訪れ、「フォニャルフ」棚にたっぷり補充する。大阪ばかりにかまけているわけにはいかない。こちらもしっかりと新風を吹き込んでおかねばならぬのだ!と大仰に心に誓いつつ、講談社 児童文学創作シリーズ「ロザンドの木馬/瀬尾七重・作 司修・絵」「風太郎不戦日記2・3/漫画・勝田文 原作・山田風太郎」を300円で購入する。「ロサンドの木馬」は昭和43年刊で、佐藤暁の「だれも知らない小さな国」「豆つぶほどの小さな犬」「星からおちた小さな人」などと同シリーズのファンタジー作品。装幀から挿絵(一部コラージュあり)まで、司修の仕事がキリッと美しい。函と本体の色味を見ているだけで、この物質を手にしている幸福感が、ヒタヒタと胸に押し寄せて来る。
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本扉に某脚本家への献呈署名が入っている拾い物である。帳場では店主・小野氏に赤を入れた大量のゲラを渡しつつ、十月の盛林堂・イレギュラーズについて打ち合わせる。どうやら来月は、驚くべき出動回数を誇ることになりそうだ…こうなったら本当に、もはや盛林堂の店員と言われても過言ではない……力仕事&暗算地獄…、がんばりやす。そして本日は午後三時前に恵比寿の丘の上に流れ着いたので、速やかに『明治通』で渋谷に向かい、宮益坂上の「中村書店」(2008/07/24参照)へ。アニメージュ文庫「ユーリー・ノルシュテイン監督作品 話の話 映像詩の世界/解説・高畑勲」を400円で購入する。続いて坂を下って『宮下公園』下を潜り、『PARCO』脇で上下して、「まんだらけ渋谷店」(2011/04/08参照)へ。階段途中の荒れ気味百均棚から、ポプラ社 少年探偵33「黒い魔女/江戸川乱歩」(前からちょっとだけプレミア値の付く本であったが、今調べるとその時よりも結構な高値になっている。何故だ?)少年少女講談社文庫「猛獣いけどり作戦/バック 白木茂訳」を計220円で購入する。深い地下から地上に出て、外国人がカメラやスマホで掲げ撮るスクランブル交差点を渡り、阿佐ヶ谷に戻る。その道すがら、当然のように「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)店頭棚を定点観測していると、なななんと!出たばかりの新刊で京極堂シリーズの最新作、講談社ノベルス「鵼の碑/京極夏彦」が新書ゾーンに分厚く並んでいるではないか!素早く手に取り店内に進み、帳場に座る店主・天野氏に「これなんで110円で出てるんですか?」と疑問をぶつけると、本を手にした天野氏は、がっくりとカウンターに突っ伏し「しまったぁ〜、これ新刊かぁ〜〜〜」と不覚と後悔の呟きが口から漏れ出した。…あぁ、間違えたのだな。それは大いなる落胆ぶりを見れば、一目瞭然である。まぁ毎度恒例のブロックのような分厚さだし、似たようなタイトルだし、むべなるかな。だがその落胆ぶりが甚だしかったので、「あの、いいですよ。これは戻しますよ。改めて値段を付けて売って下さい」と申し出ると「いや、一回出したものだから、いいですよ」と言ってくれる。「いやでも、本当に今回はいいですよ」と押し返すと、「うぅ〜〜ん、じゃあ500円でいかがですか」と折衷案を提案される。うむむむむ、これは一体何のやり取りが始まったんだ!?と混乱しつつ面白がりつつ、「じゃあ五百円なら買います」と、なかなか複雑なプロセスを経て落手する。いや、それでも五百円なら、今なら激安値である。コンコ堂さん、ありがとうございました!
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posted by tokusan at 18:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本日、白楽に立ち寄ったところ、鉄塔書院さんが「7月31日に閉店いたしました。今後は片付け作業と並行して、不定期ながら処分本の店頭販売を実施します」とのことで、思いがけず訪問することが出来ました。
ツイッターで告知されていたようです。
Posted by SF読み at 2023年09月25日 20:44
「鐡塔書院」閉店しちゃったんですよね。これで白楽に残る古本屋さんは、もしかしたら「Tweed books」だけに?ですが鐡塔さんが、不定期の店頭販売を継続されてるとは知りませんでした。情報をチェックしてみます!
Posted by 古ツア at 2023年09月26日 16:20
白楽は相原書店さんがあります。良いお店です。
Posted by at 2023年09月28日 19:49
「相原書店」さんは健在ですか。失礼いたしました。白楽訪問時には立ち寄ってみます。
Posted by 古ツア at 2023年09月29日 17:58
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