ポカポカ陽気だが、秋の強風が吹き荒れる午後一時に、成田東に流れ着く。本来ならそのまま真っ直ぐ来たに歩いて家に帰ればよいものを、北東に梅里→阿佐谷南→高円寺南とたどり、最終的に「西部古書会館」(2008/07/27参照)にたどり着いてしまう。5日(木)〜8日(日)まで開かれている「BOOK&A」はすでに三日目であるが、館内は調子良く賑やかにざわめいている。ゆっくりその中に紛れ込むと、カゴを提げて買う気満々の荻原魚雷氏に遭遇したので、マスク越しに笑顔で挨拶する。そして氏と別れた直後に、ズラ〜と並ぶ足元の映画パンフ箱に、松竹映画「江戸川乱歩の陰獣」(加藤泰監督、1977年公開、制作費三億五千万!)を発見す。これは、決して見逃すわけには行かない良き出会いである、セロハン袋に入った薄手のパンフレットを、形を崩さぬようそっと手と腕で抱え、さらに会場の中を分け入って行く。左側通路の壁棚下段に「洋酒天国」箱が置かれていたので、長年探し続けている61号の『S・F特集』がないかどうか、しゃがんで一冊ずつ丁寧に繰って行く…だがちゃんと号数通りに並んでいるな…では一番最後を見てみよう(最終号は61号なのである)…うわっ!この宇宙飛行士のバストアップイラストの表紙は、念願の『S・F特集』!!!!!!!!!!表紙の一部と背の上部に傷みがあり、値段は二千円だが、これはなんとしても買う!ここで会ったが百年目、大喜びで買う!と計2700円で購入する。

ちゃんとお金を遣ってしまったが、後悔は一切ない!と清々しい達成感を抱えながら会館を後にして、『庚申通り』の「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)に立ち寄る。店頭木箱の中に七十年代の関西の映画雑誌「日本映画だけの雑誌 シネマぱらだいす第4号」という未知の雑誌を見つける。特集は『カムバック日活ダイヤモンドライン』とかなりマニアックな上に、大和屋竺の熱いインタビューが載っているので、箱の中から救出する。さらに店内で、主婦の友社 TOMOコミックス名作ミステリー「赤い酋長の身代金/原作・Oヘンリー 構成・永島慎二」を見かけたのだが、何と帯が付いているじゃないか。これはかなり珍しい気がする。値段を見るとお手頃な千円だったので、先ほどの雑誌とともに当然の如く計1100円で購入する。

※大阪「梅田蔦屋書店」でのフェア『帰ってきた「古本屋ツアー・イン・ジャパン」小山力也のお蔵出し!!』が順調との報告が古書コンシェルジュさんよりアリ。発売開始五日間ですでに五十冊以上が売れているそうである。紛れ込ませていた署名本も次々と旅立っている模様。まだ先日送った追加古本は店頭に出ていないようだが、この様子ではまたまた追加箱を作らねばならぬようだ。西の皆様に楽しんでいただけるよう、引き続き努力いたします!
posted by tokusan at 17:16|
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