2023年10月14日

10/14「藤子文庫」と跨線橋の行方。

午後一時半に上連雀の住宅街に流れ着いたので、北に真っ直ぐ真っ直ぐ歩き、中央線線路と車両基地を『三鷹跨人道橋』で渡る。古く礫が露出したコンクリ階段を上まで上り切ると、橋の上は車両基地を眺める人々で結構な賑わいを見せており、橋の両端にはガードマンが立っている…ちょっと物々しいので、何だか怪しい雰囲気である。そんな風に感じながら北に渡り階段を下りると、そこに小さな立て札があった。『こ線橋の撤去工事に今後着手します』…うわわわわわ、壊しちゃうのか。愚かにもこの貴重な土木遺産を壊しちゃうのか。こんな重要な三鷹のランドマークを消滅させてしまうのか。立て札の文中には『1929(昭和4年)に古い設計基準で建設しており、現在の基準を満たしていないため、今後の安全確保の観点から、撤去いたします』とある。工事は2023年12月頃に着手予定。太宰治も好んだこの橋は、お金をかけて補強して残す方が、地域の振興のためにも、断然良いのではないだろうか。もったいない。本当にもったいない。通行料を取るカタチにしてでも、どうにか残せないものだろうか…また、何度も渡りに来ます。
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そんな風にかなりがっくりしながら、「りんてん舎」(2019/03/30参照)へ。割と久々に来たので、多少興奮しながら店頭でたちまち五冊を抱え込む。創元推理文庫「死の扉/レオ・ブルース 小林晋訳」青春新書「女が考えていること その底の心理/広池秋子」ジャストシステム「コンピューターの宇宙誌/紀田順一郎&荒俣宏」講談社「キミと歩くマンハッタン/常磐新平」彰国社「デモクラシーのアポロン/ワルター・グロピウス」を計550円で購入する。よし、「りんてん舎」よかったぞ!と感じ入りつつお店を出たら、ちょっと北に歩いて、九月で店売りをやめてしまったという「藤子文庫」(2016/03/27参照)の様子を見に行く。うぁ!ガラスから店名や営業内容は消し去られ、かつての古本屋さんの面影は今はない……。そこから駅方面に辛抱強く歩き続けて「水中書店」(2014/01/18参照)に到着。講談社ノベルス「匣の中の失楽/竹本健治」河出書房新社「高級少女文芸誌 アリスの国」を計200円で購入する。表の木箱から拾い上げた「アリスの国」は『高級少女文芸誌』と銘打つだけあって、A4版でカバー付きの、しっかりしたムックの如き雑誌である。1990年刊で、松本隆・大島弓子・原田治・小林麻美・江國香織・長野まゆみ・メルヘンメーカー・坂田靖子・松本小雪等が執筆している。VOL.1とあるが、果たしてVOL.2は出たのだろうか?
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さらに最後は吉祥寺まで歩いてたどり着き、「よみた屋」(2014/08/29参照)で日本専売公社総務部広報課「たばこの話あれこれ」(非売品)三一新書「宇宙旅行/シテルンフェルド」を計220円で購入して帰宅する。
posted by tokusan at 18:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
三鷹陸橋は、JRから市へ無償譲渡の話があったものの、新聞によれば「年間の維持管理費用に三千万〜三千五百万円。さらに耐震強度が不足しているため、大規模な改修工事の費用は数十億円」ということで、市が断り結局撤去ということになってしまいました。なんとももったいないですが、仕方ないですかね。一部分だけ現地で保存ということのようですから、おそらく線路にかからない階段部分だけ残るのではないでしょうか。
Posted by たい at 2023年10月18日 08:33
長〜〜〜い目で見れば、ちゃんと市の重要な財産として役立つはずなんですけどね。というか、役立てて欲しい!と今でも思っております。…でも残念ながら…はぁ〜。
Posted by 古ツア at 2023年10月18日 22:24
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