2023年10月18日

10/18古本屋ツアー・イン・日下三蔵邸【第三十二章】

すでに昨日のことである。午前七時過ぎに西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照。昨日日除けテントが新しく青くなりました)に姿を現わし、盛林堂・イレギュラーズとなる。店裏で店主・小野氏と合流し、盛林堂号が軽度の不具合を起こしたため、代車のN-BOX(軽自動車)に乗車し、月に一度のレギュラー仕事、関東某所の日下三蔵氏邸を目指す。N-BOXは乗り心地も良くシステムも至れり尽くせりで、軽の高級車と言った感じである…ホント、日本独特の奇妙な車……。午前九時半に現地に到着し、玄関から出てきた原稿書きで多少寝不足の日下三蔵氏と挨拶を交わす。ご病気が快癒されたばかりなので、あまり無理はさせられないと思いつつ玄関に入ると、いきなり目の前の本の山の上方に、先日の『「道化の方舟」事件』(2023/09/06参照)の行く末を発見!三冊の東都書房「道化の方舟/山田風太郎」が積み重なっていたのである。
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驚きながらもしっかりと、後で一冊拝受する約束を交わす。そしてすぐさま日下号と連れ立ってマンション書庫へ。本日のミッションはいたってシンプルで、十六本のカラーボックスを組み立て、それを設置し、そこに選別を終えた翻訳系文庫本を収めるというもの。マンションに到着すると、まずは日下号から本の少なくなりつつあるアパート書庫から運び出し、すでに積み込んであったカラーボックス二本を運び込み、設置する。場所は和室とリビングの間である。ところが本の山に阻まれ、これが全然入らない…小野氏と日下氏が駐車場に車を停めに行く間、単独で大きな本の山を辛抱強く移動させてスペースを作る。おぉ、嵌った!
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これでまた、この家の収納力がアップしたわけだ…などと悦に入っていると、お二人が帰還。ここから日下氏と私が大量の文庫本の選別と収納、小野氏はひたすらカラーボックスを組み立てて行くことに。だがまずは、カラーボックスを組み立てるための充分な場所を確保するために、創元推理文庫とハヤカワ文庫以外の文庫本を、出版社別や重要な作家別に分けて行くことにする。三人揃ってワチャワチャワチャワチャ。
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その後、こちらはそれらを先ほど設置した新棚に、日下氏の理想通りに収めた後(これが意外と時間がかかるのだ…)、第一の難関、創元推理文庫の選別に着手する…まずはミステリー部門。
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それはまるで文庫本で行う神経衰弱の如しである。その間、小野氏は電気ドリルを存分に振るい、鬼神の如く組み立てて行く(時々間違って悲鳴を上げるが…)。
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半分ほど作業を進めたところで、いつものお寿司昼食のために駅前に出ある。座敷席に通され、お寿司を頬張りながら三人で話している時に、小野氏がある疑問を口にした「いったいあの家、カラーボックスが幾つあるんでしょうね?」すると日下氏が「和室だけで四十ありますからね」「ええっ!あそこに四十!?」ということは百六十本くらいだろうか?…あっ!風呂場にも入ってるんだっけ…するとやっぱり二百本近くあるのでは…というわけで、三人が三人ともそれが気になってしょうがなくなったので、早々に食事を終えてマンション書庫に舞い戻る。そしてカラーボックスを一本一本数えて行ってみると、今日中にこれから組み立てるものも含めて、な何と二百三十本!一本千五百円くらいなので、今までに投資した額三十四万円ほど!カ、カラーボックス屋敷!と一同驚愕する。そんなことがありながら、やがてハヤカワ文庫の選別も終え、カラーボックスも組み立て終わったので、それらをリビングに設置してみると、おぉ、なんだかすごい景色が出現した。
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ここに本を並べて行けば、各所に積み上がった本が姿を消し、そこに新たにアパート書庫に対比させている本を運び込むことが出来るのだ。ようやく、ようやくアパート書庫撤収の光が見えてきたのである!素晴らしい、ついにここまで漕ぎつけだぞ!と一同感動する。そして本日の作業は、選別文庫本を次々新棚に収めたところで終了。あるひとつの達成感を抱えて本邸に戻り、労いとして約束の「道化の方舟」をいただく。また、文庫選別途中に発掘されたハヤカワ文庫の今日泊亜蘭セット(ダブりトリプりお手のもの!の恐ろしい状態であった)もいただき、大いに喜ぶ。その後は焼肉番ご飯を経て、午後九時五十分に西荻窪に帰り着く。本日も大変お疲れさまでした。
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posted by tokusan at 08:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様、壮観の230本、カラーボックスだけで、xx万冊だ。12時間仕事も、素晴らしい。見事に仕上がっていく書庫。もう何も言えません。
Posted by おいもさん at 2023年10月18日 16:37
カラーボックスの収容能力、恐るべし!と言ったところです。どうにか床に積み上がる本を全部吸い取ってくれたら御の字なんですが。
Posted by 古ツア at 2023年10月18日 22:26
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