2023年11月12日

11/12ちょっと悩んで良い出会い。

本当に突然冬になってしまった、寒い寒い日曜日。最近色々激しく活動していたので、いい加減疲労が蓄積されてしまっているのを実感しているので、今日ぐらいは身体をじっくり休めたいものである。だがそれでも、あるデザイン仕事の調整をし、さらに別のデザインを三点ほど手掛け、午前を過ごしてしまう。昼食後、さぁ午後は読書でもしてゆっくりと…とは思うのだが、まぁ宿命として古本は買いに行こうと、厚着して表に飛び出す。思った以上に冷たい空気を肺に吸い込み、昨日の強風で散りまくった枯れ葉をカサコソ踏み締め、まずは阿佐ヶ谷駅に向かう道すがらの「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)で文藝春秋新社「新刑事物語/樫原一郎」を550円で購入する。そして駅からバスに乗り込み、歩いて来た道を引き返すようにして、一気に中村橋へ。「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)でじっくりと棚に目を凝らす。するとSF文庫棚に、背が淡墨桜色の創元推理文庫「ゾティーク幻妖怪異譚/クラーク・アシュトン・スミス」を見つける。それと同時にある記憶がシュワシュワと立ち上がってきた…それは先日の日下三蔵氏邸蔵書整理のお手伝いをしていた時のことである。創元推理文庫を床に背を上にズラッと並べて、ダブり本をチェックしつつ作家別に仕分けをしている時に(別名“文庫本神経衰弱”)、ちょっと手の空いた盛林堂・小野氏が姿を現わし、クラーク・アシュトン・スミスの文庫を見て「日下さん、ダブってないんですかぁ?」と意気込んで聞いたのである。その気合いの入れ方に尋常じゃない気配を感じ取り「え?なんでクラーク・アシュトン・スミスをそんなに?」と聞いてみると、今は品切れで、その上何か色々事情があり、恐らく今後も再刊はされないだろうとのことなので、以前から値段が上がっていると教えられる。「大体五千円かなぁ」「そんなにっ!」…なんてことがあったのである。そういうことを聞くと、俄然読みたくなり欲しくなるのが、飢えたる俺の卑しい古本心。セロハンでちゃんと梱包されているので、それだけでここでも高値が付けられていることがわかる。だが手にしてみると、値段はちょっとお手頃な三千円であった……むぅぅぅぅ〜、ちょっと悩むが、こういうのは迷わず買っておいた方が、後々後悔を引き摺らないだろう。そう思考して、三千円で購入する。太陽の力が弱まった終末世界・地球最後の大陸ゾディークの魔術妖術短篇集である。訳者解説が39Pあるのも凄まじい。うむ、良い出会いが出来た。とウキウキしながら再びバスに乗り、いよいよのんべんだらりとするぞ!と家に引き上げる。
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posted by tokusan at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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