たっぷりと満足行くまでスキンシップしてから、ようやく玄関のチャイムを押して細谷氏と対面しご挨拶。早速仕事に取りかかる。素早く小野氏と的確に動き回り、およそ二時間で六十本強の本束と、五箱の段ボールを盛林堂号に積み込み完了す。これだけの量の本をSUVに収められたのは、パズルを解くように巧みな組み合わせを見極め収納した、小野氏の手腕の為せる技である(でもギュウギュウ…)。
最後にヒメちゃんに挨拶しようとガレージに赴き、全身全霊を懸けて撫でまくっていると、そこに小野氏と細谷氏も姿を見せ、ヒメちゃん大興奮!だが程なくして帰投する時間となり、「もうゴールデンタイムは終りだよ」の細谷氏のヒメちゃんに向けた無情な一言により、涙のお別れを迎える。復路は意外に道が空いており、一時間半で西荻窪に帰り着く。お店に一気呵成に本を下ろし、任務完了。ゼエゼエ、本日もお疲れさまでした。と言うわけで古本はたっぷりとこの手で運んだのだが、まだ自分の古本は買っていないので、小野氏におススメの一冊を出してもらう。大都書房「地球の屋根/大下宇陀兒」である。昭和十八年刊なら大好物です!と少し傷みがあって、特別店員価格の四千円ということなので、即座に購入する。
装幀の林唯一のお仕事がプリティな一冊!

