午後四時頃、雷鳴と霰に追い立てられながら、吉祥寺と西荻窪の間に流れ着く。吉祥寺方面に用事があるのでそちらに足を向ける…もちろん古本屋さんをたどりながらである。「古本のんき」(2021/03/31参照)はシャッター2/3開き状態で、店内は暗く開いていない。だがドアに一枚のが貼紙があった。『都合によりしばらくお休みします』と書かれている…ありゃりゃりゃ、どうしたんだろう。まぁお店をやっていれば、色んなことがあるので仕方ない。休み明けが早く来ることを願いつつ、吉祥寺に来る度に偵察は怠らないようにしよう。『井の頭通り』に出て「よみた屋」(2014/08/29参照)に回り込み、半雨仕様の店頭とにらめっこする。宝文館「ダダと禅/高橋新吉」井上書院「ドイツ表現派の建築 近代建築の異端と正統/山口廣」を計220円で購入する。そしてお店を出ると、突然寒さが厳しくなり、途端に雨雪が頭上から吹き付けて来た。おぉ、初雪!などと感慨に耽る間もなく、たちまち吹雪のようになってしまい、身体を急激に冷してしまう…うぅ、ブルブル…。「バサラブックス」(2015/03/28参照)の店頭棚を守るビニール傘にも、すでに雪がこびり付いてしまっている。

しばし店内で暖をとりながら、店内に仕舞い込まれた店頭木箱を漁る。出版芸術社「仁木兄妹の探偵簿 雄太郎・悦子の全事件 1兄の巻/仁木悦子」(つい先日『妹の巻』をここで買ったなばかりなので、これで生き別れの兄妹が無事に出会えたことになるわけだ)岩谷書店「寶石臨時増刊2 秋の讀物 探偵小説傑作号」宝石社「宝石臨時増刊10月,1963 現代オール推理作家傑作集」「別冊宝石 世界怪談傑作集」をレジに差し出すと、「500円です」と告げられる。「あれ?300円一冊と100円が三冊なので600円では?」と返すと、「100円本は三冊で200円になります」と教えられる。「バサラブックス」店頭百均に、そんな割引システムがあるとは露ほども知らなかった……。

これは買った「宝石」に載っていた東京創元新社と岩谷書店の広告である。色味も含め良い景色ですなぁ〜。
posted by tokusan at 19:49|
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