2024年02月04日

2/4十七世紀末の創元推理文庫。

大阪「梅田蔦屋書店」の古本販売であるが、棚が人気の少ない所にあるとは言え、どうにか月に二十冊ほどは売れている。古書コンシュルジュさんの報告によると、棚を目当てとするお客さんもついており、新入荷商品がやはり動くと言う。なので商品層に厚みを出すために、とにかく補充が欲しいとのことであった。そこで朝から各古本山と対峙し、大阪用精選古本を掘り出しまとめて行く……よしよし、これらを核にして肉付けして行くことにしよう。などと午前中に蠢き、さらにゲラを戻した後、午後に所用で外出する。帰りに吉祥寺に立ち寄り、古本屋さん巡りを。「一日」(2017/08/11参照)のガレージセールではプレイブックス「ミステリー入門 危ない穴に堕ちないために/佐賀潜編」を330円で購入する。挑戦状形式の大人のミステリアンソロジーで、邦光史郎・鮎川哲也・日影丈吉・笹沢佐保・柳川明彦・菊村到・高原弘吉・樹下太郎・島田一男らが執筆。挿絵は石森章太郎である。続いて「よみた屋」(2014/08/29参照)で双葉社「阿佐田哲也のAクラス麻雀」集英社文庫「幽霊紳士/柴田錬三郎」を計165円で購入し、しばしの休業宣言をしていた「古本のんき」(2021/03/30参照)をテクテク目指す…おぉ!すでに営業を再開しているではないか。これで無事に吉祥寺南側半円古本屋ルートが復活したわけである。早速店頭で四冊掴んで店内に進むと、うわわ、結束本の山がそこら中に。かろうじて動線は確保されているが、これはなんとも凄まじい物量である。大きな買取でもあったのだろうか?角川文庫「スパイは醜悪に死ぬ/スターリング・ノエル」「赤い館の秘密/A・A・ミルン」創元推理文庫「帽子収集狂事件/ディクスン・カー」「ダイヤを抱いて地獄へ行け/ハドリー・チェイス」を計300円(百均文庫は三冊で二百円になる)で購入する。「ダイヤを抱いて地獄へ行け」は田中小実昌訳で色背カバー。そして奥付の発行年月日が『1695年4月16日』になっている……じゅ、十七世紀末の創元推理文庫か。『生類憐れみの令』とかの時代ですな……。
1695.jpg
恐ろしい間違いとは裏腹に、田中小実昌の検印『こみ』が、何とも柔らかで微笑ましい。
posted by tokusan at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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