リビング壁際の文庫や単行本を小野氏が整理している間に、私とナカネくんが、紙袋に入った紙物&資料類を日下号に運び込む、十袋以上あるが、とにかく後部座席とトランクに遠慮会釈なく放り込んで行く…いつか何処かで見た光景……。
続いて本邸に持ち帰る本を仕分けつつ、百均袋に収める作業。それと同時に、発掘されたガードナーの大量の文庫本を、和室上段のガードナーゾーンに収まっている文庫本と比較し、ダブりを確認。ダブっていたら良い方を残すことにする。名付けてガードナー神経衰弱!…実はこの作業、一度で終わると思ったら、午後にCD部屋からまたもや大量のガードナーが発見され、もう一度棚から下ろして神経衰弱をすることに……この黄色い背は、暫く見なくていいや……。
本邸に持ち帰る本は、再び日下号に運び込み。とても後部座席&トランクには収まらないので、助手席にもドカドカと放り込む。するとそれを見に来た日下氏が、古本袋にシートベルトを掛け始めた…おぉっ!古本にシートベルト!と驚いていると、「いや、これ、助手席の重さを検知してるので、シートベルトを掛けないと警告音が鳴っちゃうんですよ」とのことであった。ワハハハハハ。
そして駅前まで出てお寿司昼食を摂った後、再びマンション書庫に戻り、午後はCD部屋からのさらなる文庫本運び出しと、リビング右翼のコミック&和室のコミック軍艦の選別作業&積み直しをひたすら進めて行く……。もは完全に巻込まれたカタチのナカネくんは、台所で容赦なく小野氏によって運び込まれる文庫本を、賽の河原の子供のように、台所に積み上げて行くのであった…後でこの過酷な作業について聞いたところ、「途中から虚無の世界に突入しそうでした」と語った…いや、本当にお疲れさまでした。今度はナカネくんのお家もぜひ。
作業終了後本邸に戻るのだが、その前にナカネくんは日下氏より山田風太郎スターターキットとも言えそうな文庫本群を、作業のお礼に渡されていた。本邸では発掘して来た予想ダブり本の確認を行いつつ(結構ダブらずに棚に収まる本が続出し、日下氏自身が大いに驚く。「なんでこれが入ってないんだ!おかしいよ!」。だが、これでその棚は、完璧に一歩また一歩と近付いているのである)、私も作業の労いを拝受される。何とカバーナシだが、二度と出版できないであろう國民社「海底黒人/南澤十七」と、読みたかった光文社文庫「散歩する霊柩車/樹下太郎」(西村晃主演の表題作の映画が抜群に面白いので、いつか読んでみたいと思っていた)などをいただき、重い疲れを一気に吹き飛ばす。いや、本日も大変におつかれさまでした。焼肉打ち上げ後、帰りは雨に降られることなく、無事に午後十時前に西荻窪に帰り着く。

