2024年08月28日

8/28古本屋ツアー・イン・日下三蔵邸【第四十章】

すでに昨日のことである。日下三蔵氏邸の片付けに向かうため、盛林堂・イレギュラーズとなり、午前七時前に家を出て、同七時十五分の西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)前。この日は盛林堂号の都合により、いつもの自宅近くピックアップではなく、店前集合となっていたのだ。そこに傘を差しスタスタと現れたひとりの人物…日本古典SF研究会会員で、妖怪大好きトリフィド命のナカネくんである。現在夏休み中であることを利用し、『一度見てみたかった!』と物好きにも、日下邸への同行を希望したのである(ちなみに朝早く出かける理由を奥さんに問われ『日下邸の本の片付けの手伝いに行く』と告げたところ『なんで自分の本は片付けないの』と言われたそう…うわぁ!もっともだぁ)。程なくして駐車場から盛林堂号を引き出して来た小野氏と合流し、いざ日下邸に向けて出発!途中豪雨に襲われたり、後部座席のナカネくんが爆睡したりしながら、午前九時半に現地に到着。必死の某校正を終えて、ちょっとお疲れ気味の日下三蔵氏がすぐに玄関に姿を見せたので、三人でご挨拶。邸内に招き入れられると、早速書庫初見のナカネくんを日下氏が各所を案内。その量と蔵書の質で、ナカネくんに散々悲鳴を上げさせることに成功する(ナカネくんはミステリーももちろん好きなのだが、資料系に異様な興味を示すので、人間って色々なんだな、などと考えたりする)。その後は素早くマンション書庫に移動し、またも各部屋を見学し悲鳴を上げさせた後、第一の作業に取りかかる。
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リビング壁際の文庫や単行本を小野氏が整理している間に、私とナカネくんが、紙袋に入った紙物&資料類を日下号に運び込む、十袋以上あるが、とにかく後部座席とトランクに遠慮会釈なく放り込んで行く…いつか何処かで見た光景……。
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続いて本邸に持ち帰る本を仕分けつつ、百均袋に収める作業。それと同時に、発掘されたガードナーの大量の文庫本を、和室上段のガードナーゾーンに収まっている文庫本と比較し、ダブりを確認。ダブっていたら良い方を残すことにする。名付けてガードナー神経衰弱!…実はこの作業、一度で終わると思ったら、午後にCD部屋からまたもや大量のガードナーが発見され、もう一度棚から下ろして神経衰弱をすることに……この黄色い背は、暫く見なくていいや……。
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本邸に持ち帰る本は、再び日下号に運び込み。とても後部座席&トランクには収まらないので、助手席にもドカドカと放り込む。するとそれを見に来た日下氏が、古本袋にシートベルトを掛け始めた…おぉっ!古本にシートベルト!と驚いていると、「いや、これ、助手席の重さを検知してるので、シートベルトを掛けないと警告音が鳴っちゃうんですよ」とのことであった。ワハハハハハ。
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そして駅前まで出てお寿司昼食を摂った後、再びマンション書庫に戻り、午後はCD部屋からのさらなる文庫本運び出しと、リビング右翼のコミック&和室のコミック軍艦の選別作業&積み直しをひたすら進めて行く……。もは完全に巻込まれたカタチのナカネくんは、台所で容赦なく小野氏によって運び込まれる文庫本を、賽の河原の子供のように、台所に積み上げて行くのであった…後でこの過酷な作業について聞いたところ、「途中から虚無の世界に突入しそうでした」と語った…いや、本当にお疲れさまでした。今度はナカネくんのお家もぜひ。
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作業終了後本邸に戻るのだが、その前にナカネくんは日下氏より山田風太郎スターターキットとも言えそうな文庫本群を、作業のお礼に渡されていた。本邸では発掘して来た予想ダブり本の確認を行いつつ(結構ダブらずに棚に収まる本が続出し、日下氏自身が大いに驚く。「なんでこれが入ってないんだ!おかしいよ!」。だが、これでその棚は、完璧に一歩また一歩と近付いているのである)、私も作業の労いを拝受される。何とカバーナシだが、二度と出版できないであろう國民社「海底黒人/南澤十七」と、読みたかった光文社文庫「散歩する霊柩車/樹下太郎」(西村晃主演の表題作の映画が抜群に面白いので、いつか読んでみたいと思っていた)などをいただき、重い疲れを一気に吹き飛ばす。いや、本日も大変におつかれさまでした。焼肉打ち上げ後、帰りは雨に降られることなく、無事に午後十時前に西荻窪に帰り着く。
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posted by tokusan at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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