すっかりウキウキして、足取り軽く会館を出たら、『本郷通り』に出て『新御茶ノ水駅』から千代田線に乗車する。ずっと地下を走り続け、『北千住駅』で東武スカイツリーラインの各駅停車に乗り帰る。今度は高架を走り続けて『西新井駅』着。東口に出て『環七』の下を潜ると、道の向こうにすでに緑色の「高田書店」の看板が見えていた。いそいそと大きなテント看板の下に立つと、大きく開け放たれたガラス戸に『閉店のお知らせ』が貼り出され、諸般の事情により閉店することと、50年余りの利用に感謝する言葉が書かれていた。数年前から、この近辺の古本屋さんはずいぶん姿を消しているので、このお店が閉店してしまうと、街からさたに知識の潤いが枯れ、ずいぶんと寂しい思いをする人が大勢いるのだろうな、などと考えつつ、街の古本屋さんとしてはだいぶ広い店内へ。新しい本が多めだが、嬉しい安い値付の棚をじっくり眺めながら、店内を一巡する。そして目を付けたのは、中央通路棚脇にセロハン袋を画鋲で留めてあった、昭和七年刊のヒゲタ醤油「醤油の栞」である。計32ページのリーフレットであるが、多数の写真が掲載され、銚子の説明から醤油の作り方までが丁寧に紹介されている。これをこのお店最後の買物とし、300円で購入する。50年間、古本を街に送り出し、ありがとうございました。そしておつかれさまでした。
2025年01月24日
1/24「空襲警報」入手後、西新井へ。
西新井の五十余年の歴史を誇る「書麓 高田書店」(2009/11/12参照。“麓”はテント看板では竹かんむりである)が、2025/01/31をもって閉店してしまうので、駆け付けることにする。だがその前に御茶ノ水に立ち寄り、例の如く坂を下って「東京古書会館」(2010/03/10参照)地下ホールの『和洋会古書展』一日目へ。次があるので、軽く見て回るだけにしよう。そう考えて、あまり見えない部分などにも執着せずに、サッサか動いて行く。するといきなり入って直ぐ左奥側の面陳ゾーンに、函ナシだが物凄くキレイな博文館 小國民文藝叢書「空襲警報/海野十三」が飾られているのを発見する。海野著作の中でも、なかなかなレア本である。『愛國防空小説』と銘打つ表題作の他に、『愛國冒險小説 豆部隊長』『愛國防諜小説 やどかりの秘密』を収録。初めて現物を見て喜び、デッドストック品のようなキレイさに驚く。高いんだろうなぁ……と決めつけて後見返しの値段札を見ると、これが驚愕の200円なのであった。か、か、か、買います!と舞い上がりながらさらに会場を巡り、平安堂書店「野良犬 放浪画家・長谷川利行/矢野文夫」栄光出版「死者の木霊/内田康夫」(帯ナシ第二刷)一陽社「魔法の國のおはなし/日本童話研究會編」とともに計千円で購入する。

すっかりウキウキして、足取り軽く会館を出たら、『本郷通り』に出て『新御茶ノ水駅』から千代田線に乗車する。ずっと地下を走り続け、『北千住駅』で東武スカイツリーラインの各駅停車に乗り帰る。今度は高架を走り続けて『西新井駅』着。東口に出て『環七』の下を潜ると、道の向こうにすでに緑色の「高田書店」の看板が見えていた。いそいそと大きなテント看板の下に立つと、大きく開け放たれたガラス戸に『閉店のお知らせ』が貼り出され、諸般の事情により閉店することと、50年余りの利用に感謝する言葉が書かれていた。数年前から、この近辺の古本屋さんはずいぶん姿を消しているので、このお店が閉店してしまうと、街からさたに知識の潤いが枯れ、ずいぶんと寂しい思いをする人が大勢いるのだろうな、などと考えつつ、街の古本屋さんとしてはだいぶ広い店内へ。新しい本が多めだが、嬉しい安い値付の棚をじっくり眺めながら、店内を一巡する。そして目を付けたのは、中央通路棚脇にセロハン袋を画鋲で留めてあった、昭和七年刊のヒゲタ醤油「醤油の栞」である。計32ページのリーフレットであるが、多数の写真が掲載され、銚子の説明から醤油の作り方までが丁寧に紹介されている。これをこのお店最後の買物とし、300円で購入する。50年間、古本を街に送り出し、ありがとうございました。そしておつかれさまでした。
すっかりウキウキして、足取り軽く会館を出たら、『本郷通り』に出て『新御茶ノ水駅』から千代田線に乗車する。ずっと地下を走り続け、『北千住駅』で東武スカイツリーラインの各駅停車に乗り帰る。今度は高架を走り続けて『西新井駅』着。東口に出て『環七』の下を潜ると、道の向こうにすでに緑色の「高田書店」の看板が見えていた。いそいそと大きなテント看板の下に立つと、大きく開け放たれたガラス戸に『閉店のお知らせ』が貼り出され、諸般の事情により閉店することと、50年余りの利用に感謝する言葉が書かれていた。数年前から、この近辺の古本屋さんはずいぶん姿を消しているので、このお店が閉店してしまうと、街からさたに知識の潤いが枯れ、ずいぶんと寂しい思いをする人が大勢いるのだろうな、などと考えつつ、街の古本屋さんとしてはだいぶ広い店内へ。新しい本が多めだが、嬉しい安い値付の棚をじっくり眺めながら、店内を一巡する。そして目を付けたのは、中央通路棚脇にセロハン袋を画鋲で留めてあった、昭和七年刊のヒゲタ醤油「醤油の栞」である。計32ページのリーフレットであるが、多数の写真が掲載され、銚子の説明から醤油の作り方までが丁寧に紹介されている。これをこのお店最後の買物とし、300円で購入する。50年間、古本を街に送り出し、ありがとうございました。そしておつかれさまでした。
この記事へのコメント
古ツア様 まさしく沿線遺産です 50年の長きにわたり 沿線を支えていたのですから 今 沖縄の某所にいますが ただただ広いと感じます 海は見えるけど
Posted by おいもさん at 2025年01月24日 19:05
お、沖縄……羨ましいっす。
Posted by 古ツア at 2025年01月25日 17:57
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