2025年03月13日

3/13高円寺を思い出せてよかった。

確定申告の書類をようやく仕上げ、午前十一時に税務署に提出する。ふぅ〜〜〜〜〜〜、スッキリした。さて、では荻窪にでも回って帰ろうか…そう一瞬思ったが、運良く今日から「西部古書会館」(2008/07/27参照)で『BOOK&A』がスタートしているのを思い出す。となれば足は東に向かい、長々と歩き続けて、やがて正午前に高円寺へ。見やすい位の人出の会館内に荷物を預けて入り込むと、「ハーフノート・ブックス」が昭和三十〜四十年代の推理小説をたくさん並べているのに目を奪われる……すでに所々にブランクが生まれているな。きっと良い物が安く並んでいたのだろう、と見知らぬ客に嫉妬しつつ、遅ればせながら二冊をセレクトする。さらにしゃがみ込んで最下段を見ていると、きゃあっ!立風書房「狼男だよ!/平井和正」(1969年初版の編集者改竄回収本である!)があるではないか。八百円なので買わぬ手はないと、ギュット胸に抱え込む。さらに「新日本書籍」の棚で、越山堂「橢圓形の肖像/エドガア・アラン・ポオ作 布施延雄譯」という文庫サイズ丸背ハードカバーで大正八年刊の、見知らぬポオ短篇集を見つけて興奮する。うむ、これは今日は素晴らしい成果だ!と、税務署前で高円寺を思い出したのを心の中で大いに祝い、前述の二冊とともに、東京文藝社「多過ぎる犯人/南條範夫」文藝春秋「日本幽霊譚/柴田錬三郎」双葉社 ACTION COMICS「童夢/大友克洋」(1983年第1刷)を計2810円で購入する。
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あぁ、うっとりする眺めだ。
posted by tokusan at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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