2025年03月17日

3/17体調未だ低下中。

昨日は体力と気力の回復をはかるため、一日横臥して過ごす。もちろん眠気の合間に古本読書を進めていたのだが、買ったばかりの講談社「超発明/真鍋博」(現在つくま文庫で復刊されている)に手を出してしまうと、あまりに面白くて吃驚する。SF的発想の奇想天外な発明集なのだが、すべてドラえもんのひみつ道具に採用しても良いほどの、虚の突き方と柔軟な“あったらいいな”発想の連続なのである。中には現在実用化されているものもあるので、レオナルド・ダ・ヴィンチの如き先見の明と言えようか。
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そして本日は体調が回復途中のまま、午後三時に吉祥寺〜三鷹間の御殿山に流れ着いたので、とにかく早く帰ってまた横臥しようと、吉祥寺へ向かう。だがもちろん古本は買わねばならぬ!とまずは「古本センター」(2017/03/06参照)へ。ちくま文庫「禁酒宣言 上林曉・酒場小説集/坪内祐三編」を330円で購入する。続いて「よみた屋」(2014/08/29参照)で双葉社「ノンフィクション・マガジン 世界の秘境シリーズ第58集」(ブラッドベリの短篇『小さな殺し屋』が掲載されているが、挿絵は真鍋博である)岩谷書店「宝石 昭和二十九年三月号」(梶龍雄の『愛鼠チー公』なんて作品が)を計220円で購入し、すぐさま阿佐ヶ谷に戻る。そして強風の中、スーパーで古本を大阪に送るためのダンボールを調達し、強風にバタつかせながら帰宅する。あ〜ぁ、早く寝よ寝よ。

※「日本古書通信 2025年3月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は北原尚彦氏の番。1992年の兼業作家時代に、南砂町の「たなべ書店」で現在では古書価高めのコレクターズ・アイテムと化している、ポルノSFを買うお話。
posted by tokusan at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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