午後にコメントタレコミのあった、今年一月に出来た古本屋さんに向かう。すぎ丸と井の頭線と京王線を乗り継ぎ、調布市の柴崎へ。ここは時々期せずして流れ着く街ではあるが、古本屋さんが出来てたなんて、ウカウカ全く知らなかった……。踏切際の駅北口から、『柴崎北口商店街』を道なりに『甲州街道』方面へ向かう。すると百メートルほど進んだところに、道が緩やかにカーブしている所に建っている小ビルの三階窓に、“古本”の二文字が大きく貼り出されている。ビルの足下に近付くと、階段入口脇にお店の立看板があり、営業日&時間(木金土日 14:00〜18:00)や取扱品目などが書かれている。狭く急な階段に足を掛けると、階段は三階まで真っ直ぐに延びている……そしてその遠い三階には、大きな“OPEN”の文字が見えている。地上へのアピールが積極的に行われているようだ。二階を過ぎると三階への階段はさらに狭くなり、小さな折り返しを通過すると、サッシ扉が目の前に控えている。カチャリと開けると、奥で横向きに座る白髪の店主が「いらっしゃいませ」と目を丸くした。明らかにお客の来店に驚いた感じである。店内は小さな変型の空間で、言わば角のある『アポストロフィー』のような形状である。それにしても、ここは三階というよりは、簡易なペントハウスと言った趣きである……などと感じていたら、グラグラガタガタ部屋が揺れ始めた。突然の地震に、店主と店内にいた店主の知り合いが「地震!?」と確認し合っている。入口付近には民族衣装やドアに貼られたマッチ箱が目立っている。古本は文学の細い棚(野呂邦暢あり)と窓際に海外文学文庫とSF文庫の棚が置かれている。そして小さなメインフロアは、壁際におよそ十本強のオリジナル本棚が張り巡らされている。中央には細長の木箱を各辺に備えた平台があり、見慣れぬ民具などががディスプレイされている。ここは窓際の帳場と連続している。洋書・大判本・雑誌・新書・文庫本(ほとんどが文学)・文学・カルチャー・ルポ・社会・語学・実用・児童文学・中井英夫・種村季弘・稲垣足穂・土木&河川&治水など、ちょっと不思議で面白いラインナップである。『整理中』の札が貼られている部分が多いが、そこにも気になる本がチラホラ並んでいるので、早く整理てもらいたいものだと、心の中でひとりごちる。それにしても値段が安い!こりゃぁ嬉しいなと棚から棚へ。金の星社 少年少女21世紀のSF文学9「テミスの無人都市/草川隆」がちゃんと函付きで500円の安値だったので、ニコニコ購入する。来るには少し手間がかかるが、ここは何だかまた来たい、好ましいお店である。
2025年04月20日
4/20東京・柴崎 古書 柴崎
午後にコメントタレコミのあった、今年一月に出来た古本屋さんに向かう。すぎ丸と井の頭線と京王線を乗り継ぎ、調布市の柴崎へ。ここは時々期せずして流れ着く街ではあるが、古本屋さんが出来てたなんて、ウカウカ全く知らなかった……。踏切際の駅北口から、『柴崎北口商店街』を道なりに『甲州街道』方面へ向かう。すると百メートルほど進んだところに、道が緩やかにカーブしている所に建っている小ビルの三階窓に、“古本”の二文字が大きく貼り出されている。ビルの足下に近付くと、階段入口脇にお店の立看板があり、営業日&時間(木金土日 14:00〜18:00)や取扱品目などが書かれている。狭く急な階段に足を掛けると、階段は三階まで真っ直ぐに延びている……そしてその遠い三階には、大きな“OPEN”の文字が見えている。地上へのアピールが積極的に行われているようだ。二階を過ぎると三階への階段はさらに狭くなり、小さな折り返しを通過すると、サッシ扉が目の前に控えている。カチャリと開けると、奥で横向きに座る白髪の店主が「いらっしゃいませ」と目を丸くした。明らかにお客の来店に驚いた感じである。店内は小さな変型の空間で、言わば角のある『アポストロフィー』のような形状である。それにしても、ここは三階というよりは、簡易なペントハウスと言った趣きである……などと感じていたら、グラグラガタガタ部屋が揺れ始めた。突然の地震に、店主と店内にいた店主の知り合いが「地震!?」と確認し合っている。入口付近には民族衣装やドアに貼られたマッチ箱が目立っている。古本は文学の細い棚(野呂邦暢あり)と窓際に海外文学文庫とSF文庫の棚が置かれている。そして小さなメインフロアは、壁際におよそ十本強のオリジナル本棚が張り巡らされている。中央には細長の木箱を各辺に備えた平台があり、見慣れぬ民具などががディスプレイされている。ここは窓際の帳場と連続している。洋書・大判本・雑誌・新書・文庫本(ほとんどが文学)・文学・カルチャー・ルポ・社会・語学・実用・児童文学・中井英夫・種村季弘・稲垣足穂・土木&河川&治水など、ちょっと不思議で面白いラインナップである。『整理中』の札が貼られている部分が多いが、そこにも気になる本がチラホラ並んでいるので、早く整理てもらいたいものだと、心の中でひとりごちる。それにしても値段が安い!こりゃぁ嬉しいなと棚から棚へ。金の星社 少年少女21世紀のSF文学9「テミスの無人都市/草川隆」がちゃんと函付きで500円の安値だったので、ニコニコ購入する。来るには少し手間がかかるが、ここは何だかまた来たい、好ましいお店である。
この記事へのコメント
なんと! 今週早速行ってきます。情報をいただき、ありがとうございます。
Posted by at 2025年04月22日 08:30
上記、小山正です。その他、お世話になっております!
Posted by おやま at 2025年04月22日 08:31
階段、お気を付けください。店主さんはとても親切なので、楽しんで来てください。
Posted by 古ツア at 2025年04月22日 17:48
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