午後三時前に上連雀の端っこに流れ着いたので、ズイズイと北に進み、『三鷹車両センター』の南側に出る。……噫々、『三鷹跨線人道橋』は、ついにすべて解体され、線路の上にはただ夏の青空が広がっている。あの空中に立ち、行き交う電車車両を見下ろしていたなんて、こうなったらまるで嘘のようだ。跨線橋が無くなったのは寂しいが、本当に寂しいのはここに跨線橋があったことを、人々が忘れてしまうことの方が、もっと寂しい……。橋の名残は、南側の礫混じりのコンクリ階段東側の十六段が取り壊し途中で残っているのと、北側のコミュニティバスのバス停に『跨線橋前』の名を留めているだけとなってしまったのである。

せっかく写真を撮ったのに、“跨”の字が入っていないとは……不覚!
そんな都市の小さ過ぎる変化を憂いながら、地下道を潜って(少しは涼しいかと思ったら、ここも涼しくなかった……)線路北側に出て「りんてん舎」(2019/03/30参照)に赴くと、残念ながらお休みであった。先週末の『中央線はしからはしまで古本フェスタ』の撤収作業で、大忙しなのだろうか。というわけですぐに「水中書店」(2014/01/18参照)に回り込み、勁文社 マルチウェーヴ・コレクションvol.1「樹液すする、私は虫の女/戸川純」(再版帯付き)を千円で購入し、炎暑に消耗して帰宅する。
posted by tokusan at 18:49|
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