元か資本であるが、印と見返しに書き込みがあるくらい。装幀は清水昆で、タイトルは著者本人によるものである。
2025年09月12日
9/12「阿呆宮一千一夜譚」!
今日も雨が降りそうだなと、不安定な空模様を気にしながら午前九時過ぎに家を出て、駅前で用事を片付けてから中央線に飛び乗ると、ダイヤが乱れておりノロノロ運転。目的の御茶ノ水駅に到着したのは、午前十時八分であった。急坂→神社の境内といつも通りのルートを通過して「東京古書会館」(2010/03/10参照)地下ホールの『書窓展』一日目へ。途中の踊り場で壁にポスターを貼っていた職員さんに挨拶すると「存分に楽しんで来て下さい」と微笑まれる。荷物を預けて、活気溢れるホール内へ。「かぴぱら堂」の長い壁棚を眺めつつ、左奥の古本神&古本修羅が重なり合う「あきつ書店」の棚へ。皆の身体越しに見える古書棚が、早くおいでおいでと激しく呼んでいる……。そこから会場を二周し、計七冊を腕の中に収める。松光書院「文吉捕物帳/栗島狭衣」(函ナシ)審美社「二人の友/小山清」平凡社カラー新書「薔薇幻視」「香りへの旅」ともに中井英夫、桃源社「悪魔の火祭/高木彬光」八紘社大陸版「阿呆宮一千一夜譚/乾信一郎」(裸本で元貸本)三木書房「ルパン怪奇探偵譚 水晶の栓/ルブラン作 保篠龍緒譯」を計3600円で購入する。「文吉捕物帳」は昭和十三年再版で、大阪の出版社が捕物帳ブームにあやかり、作者と出版社が組んで弗箱を積むために出した一冊(“まへがき”にそう臆面なく書かれているのだ)。そして嬉しいのは、乾信一郎の「阿呆宮一千一夜譚」!昭和十四年刊の五版で、雑誌「新青年」連載のナンセンスコントをまとめた一冊である。やれ嬉しや嬉しや。ホクホクしながら快感を出た後、神保町を巡っていると古本神・森英俊氏に遭遇。「なごみ堂」さんから預かったと言う、ずいぶん前に作ったお店のノベルティであるデッドストックのボールペンを、北原尚彦氏分も含めて二本受け取る。

元か資本であるが、印と見返しに書き込みがあるくらい。装幀は清水昆で、タイトルは著者本人によるものである。
元か資本であるが、印と見返しに書き込みがあるくらい。装幀は清水昆で、タイトルは著者本人によるものである。
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