2025年09月26日

9/26ハードデイ・イレギュラーズ!

すでに昨日のことである。予告通りにおよそ三万冊の本を運び出す厳しい仕事に従事するため、午前七時前に盛林堂・イレギュラーズとなる。そして家の近所で、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)小野氏とフミさんの乗る盛林堂号にピックアップしてもらい、一路西へ。東京中心部を抜けるのに少し時間がかかったが、午前八時には現場着。このときちょうど、この巨大買取プロジェクトに関わっている臨時お手伝い古本屋さんも到着。早速四人で五階に上がり、本束を寸暇を惜しんで下ろし始める。しかしこの現場の巨大マンションは特殊な構造をしており。エレベーターがあるのだが、一階と四階と七階にしか停まらないのである。なので五階からは、一度階段で四階まで下ろしてからエレベーターに乗せなければならぬのである。四人のフォーメーションは以下。小野氏が各所に残る本の結束を進めつつ一部運び出し、私が部屋内から玄関まで運び出し(プラス五階踊り場までの運び出し&四階までの運び下ろし)、お手伝い古本屋さんが五階から四階までの運び下ろし&台車積み上げ&運び出し、フミさんが台車での運び出し&カーゴ積み上げ、という布陣である。これだけの荷物、さすがに盛林堂号で運び出すわけにはいかぬので、専門運送屋さんに神保町への輸送を依頼してあるのだが、何と往復三回!午前九時・正午・午後三時過ぎの計三回でどうにかすべてを運び果せるつもりなのである。というわけで、あとはひたすら全員、午後四時前まで三万冊を運び出し続ける(途中昼食休憩あり、近くの団地の商店街の食堂でエネルギー補給。安くて美味しかったのだか、お手伝い古本屋さんの頼んだチキンカツ定食は、四枚の巨大チキンカツが皿からはみ出すデカ盛り!店の人から「がんばってください!」と応援されていたが、あえなく二枚で撃沈。残り二枚は夕食として持ち帰ることに……)。当然重い本を運び続けたので、全員汗塗れ、身体は軋み、指はビニール紐の食い込みで腫れ上がる始末……だが午後四時過ぎには、結局計27カーゴに三万冊を収め、神保町に送り出すことに成功する……ゼィハァゼイハァゼイハァゼイハァ……だが仕事はここで終りではない。すぐさまお手伝い古い本屋さんとフミさんの便乗した輸送トラックを追いかけ「東京古書会館」(2010/03/10参照)に急行し、27カーゴを会館に上手く収めなければならぬのだ!と三十分盛林堂号は夕暮れの街を疾走し、午後五時半に会館着。すると一階ガレージ内はすでに市の準備やら何やらで、カーゴが林立しまくっている状態なのであった。そこで職員さんに相談し、すべてを二階にプールすることが決定。二基のエレべーターを駆使し、一基に2カーゴを載せ、。順繰りに二階へ。午後六時過ぎに無事作業終了となる。小野氏「いやぁ、よく終わったね。スゴい疲れたけど」私「もうめっちゃ疲れた。オレたち全員上弦の鬼と闘ったくらい疲れてるよ」小野氏「何番と闘って?」私「六くらいじゃない……」などと疲れ果てたせいか、戯けた会話をしてしまう。私の仕事はここで終了となるが、盛林堂さんは土曜日月曜日と、この搬入した三万冊を上手く仕分けて魅力ある商品にし、市に出品すると言う大仕事が続くのであった。本当にご苦労さまです。そんな風に働き続けてボロボロになり、午後七時半に西荻窪に帰還する。本日の労い店員特別価格本は、すべて創元推理文庫。「毒殺魔/ディクスン・カー」「名も知れぬ牛の血/ノエル・カレフ「ギデオン警視の一週間」「ギデオン警視の一ヵ月」共にJ・J・マリックを計二千円で購入する。すでに上がらぬ腕に捧げ持ち、やったぁと掠れ声で喜ぶ。
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そして本日は予想通り疲れの溜まったガシガシギシギシ軋む身体に、ピシーリピシリと鞭を打ち、御茶ノ水に出て、昨日も来た「東京古書会館」の『和洋会』一日目へ。紙物目当ての人で賑わう会場を幽鬼のように一周し、季節風書店「うごく顔 創刊号」新人社 世界大衆文学全集8「豹の眼/ビアース」宝石社「別冊宝石107号 ショート・ショートのすべて」小学館入門百科シリーズ3「つり入門/千葉春雄・早川淳之助・巻幡成人」を計1020円で購入し、水道橋まで歩いて総武線各駅停車に乗ってシートに座り込み帰宅する。
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この二冊が嬉しいですな。「うごく顔」は昭和卅四年刊の風俗ゴシップ雑誌。カミのルーフォック・オルメス物『人工処女膜紛失事件』が絵物語で8ページに渡り掲載されている。
posted by tokusan at 13:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様 壮絶な三万冊移動 まる1日仕事で レアな文庫で素晴らしい フラフラするような状態にさせられます
それにしてもタメ息がでてきます また 季節風書店の一冊 やはり百万人の夜のシリーズの一巻と私は思いますが うごく顔 の創刊号 は当たりでした やはり古書は歩いて得るものです それにしても長い1日 お疲れ様でした
Posted by おいもさん at 2025年09月26日 14:25
とまぁ、いつもの如く、毎日のように古本と戯れ闘っています。そして来週はいよいよ大阪で、私自身の古本フェアがスタートします。古本よ、永遠なれ!
Posted by 古ツア at 2025年09月27日 16:00
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