2025年10月18日

10/18若さま、分厚すぎるぜ!

夏の気配がまだまだ濃厚に漂う午後一時、千歳船橋に流れ着く。小田急線高架沿いに東北東にテクテク歩き、「ゆうらん古書店」(2022/09/25参照。遅ればせながら開店三周年おめでとうございます!)へ。白水社「つかこうへうによるつかこうへいの世界」を300円で購入する。さて、これからどうしようか。下北沢に出ても良いのだが、ここ最近頻繁に訪れたので、ちょっと間を空けたくもある。というわけで一気に高円寺に向かうことに決めるが、経堂駅から乗り込んだのは我孫子行きの急行であった。当然新宿にはたどり着けずに、代々木上原駅で途中下車……ええぃ、気まぐれに「ロスパペロテス」(2008/07/14参照)に行くことにするか、と階段を下りて改札を抜け、長い線路下の通路を進む。そして急坂下のお店前。左端の店頭ゾーンで三冊掴み、洒落た木枠の引戸を慎重に開けて店内に進む。すると目の前の安売台の上に、ドカンと広辞苑のような分厚過ぎる本が一冊……ぬぉ!同光社「若さま侍捕物手帖/城昌幸」ではないか!函ナシ故の安売台送りのようだが、これは予想外の嬉しい出会いである。それにしても常識外れの分厚さである。ページ数は優に千を越え、三十八もの短篇を収録している。京極夏彦から遡ること四十年前……すでにこんな異常な鈍器本が生み出されていたとは、城昌幸恐るべし!金の星社 どきどきミステリーランド「フランケンシュタイン/M・シェリー作 L・ワインバーグ文」双葉社 日本推理作家協会賞受賞作全集20「推理小説展望/中島河太郎」講談社文庫「ハッピネス/小島信夫」とともに計660円で購入する。くぅ〜、若さま、やっぱり分厚過ぎるぜ!とニコニコ喜びながら、北に滑り止めの付く急坂を必死に上がって、幡ヶ谷まで出て、バスに乗って阿佐ヶ谷に帰還する。
buatsui_wakasama.jpg
posted by tokusan at 17:31| Comment(4) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様 城昌幸氏と言えば 何かの縁があって 寄贈された蔵書5000冊あまりと関連品を記念して その図書館にて 講演しました 同時に展示会もあって 著名な作詞家の父親をもつ娘さんが図書館長の依頼でした その縁で城昌幸氏の奥さまにも会いました 手にされた分厚い捕物帖はあまり見ません なお詩人の頃の雑誌や雑誌宝石関連の資料や乱歩や探偵作家の手紙類もあって 大田区図書館に保存されています 残念ながら 非公開です
Posted by おいもさん at 2025年10月19日 07:41
……うぅ、それはぜひとも見てみたいです。いつか展示機会があるることを心より祈るしかありません。城昌幸展、ぜひ!
Posted by 古ツア at 2025年10月19日 18:07
古ツア様 城昌幸展について 第二回目について 今はもう図書館長を退任されていますが 瓢箪から駒で 連絡してみます 手元に 当時の5000点の資料があります 新たな展示品が追加されていないようですので 期待値は極めて小さいけど 連絡してみます
Posted by おいもさん at 2025年10月21日 11:58
実現してもしなくても、本当にありがとうございます。小さな動きがあれば、いつの日か『城昌幸』展再び!なんてことに。資料はやっぱり活かしてナンボですよね。
Posted by 古ツア at 2025年10月23日 17:25
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